思考力がメキメキ上達する『ゼロ秒思考」まとめレビュー

こんにちは、今日は
赤羽雄二著 『ゼロ秒思考』 
この書籍について学んだ事、実践した結果に
感じたことを私独自の切り口で
お届けしていきたいと思います。

始めに、この記事は

・ゼロ秒思考という言葉だけは知っている
・具体化、抽象化など実践するのは難しい
・心のコントロールを身に着ける術を知りたい
・仕事の生産性と質、供に底上げしていきたい
・思考力を高めて人生をより良いものにしたい

このような方へ向けて書いています。
んー?世の中全員もれなくどれかには
当てはまりそう。

このようなお悩みにダイレクトに作用するのが
このゼロ秒思考で提案されているメモ術です。

そんなスゴいことが出来るということは
とてもメンドクサイ取り組みなのでは?
と普通は思いますよね、

でもこの本で書かれていることは
・誰でも実践できる(1日1分から可能)
・効果が必ずある

ことですので、「マジで?」って思いますよね
その答えを探しにいきましょう。
ぜひ最後までお付き合いください。

では、今回の目次です。
1.ゼロ秒思考とは?
2.実践方法
3.私なりの実践方法
4.あとがき的なもの

これからの時代に、思考の浅い人はAIに取って
代わられる時代になるかもしれませんよ。
というか必ずなります。

その時代に『自分らしく生き抜く』ということの
本質は自分にしかできない思考にたどり着くこと、
もそのひとつであると言えます。

とても大事ですよね。
今日から実践できるようにこの記事で
学んでいってくださいね。

1.ゼロ秒思考とは?

最初に著者の赤羽雄二氏についてその経歴を
ご覧ください。

東京大学工学部卒業、小松製作所、
スタンフォード大学大学院への留学を経て
世界大手のコンサルティング会社
『マッキンゼー』で14年間の間マーケティングと
新規事業の立ち上げに数多く参画。

現在では「ブレークスルーパートナーズ」
共同創業させ、「日本発の世界的ベンチャー」
を生み出す事業をされている、という
華々しい経歴をお持ちの方です。

その方の著書、累計17万部越えのベストセラー
『ゼロ秒思考』を今回はレビューしていきます。

ズバリ、今回のゼロ秒思考の要約記事では著者の
ノウハウが凝縮されたメモ書きを行う方法と
どのような恩恵が得られるのかということに
今回はポイントを絞って要約していきます。

実際にやってみた動画もレビュー記事で
初の試みですが取り入れていますので
学びのある仕上がりになっているハズです。

ゼロ秒思考の中で提案されているのは赤羽氏が
これまで改良に改良を重ねた末にたどり着いた
メモ書き術です。

では、このメモ書きを行うことでどのような
恩恵が得られるのでしょうか?
大きくわけて以下の2つが主なポイントになります。

・決断力、思考力が高まり仕事のスピードが
 早くなる
・感情のコントロールが出来るようになる

仕事のスピードがアップする

日々の仕事のなかで、決断を迫られることが
多々ありますよね。

与えられた選択肢の中からベストなものを
選んだり、文章で何かを表現したり。
人前でプレゼンしたり、その為の準備で要点を
纏めて構造化したり、などなどです。

そうした活動の中で必ず行わるのが
決断と思考です。言い換えると
物事を決めたり、自分の考えていることを言葉
したり、といったことです。

人の脳内では気が付いていないだけで
1日に何万回も思考をしていると言います。

その思考の精度があがる、ということは
思ったことを言葉に変換する言語化であったり
漠然と与えられたものの中から思いもよらない
共通の価値観に気が付いたり(抽象化)
抽象化されたアイデアを誰にでも理解、実行できる
施策にまで落とし込んだり(具体化)

こういったことがスムーズに行えるようになる
ということです。

言語化、抽象化、そして具体化 これらは
生産性の高い仕事をするうえで必須のスキル
となりますが、それに通ずるものは全て
『思考する』ということです。
思考力を磨くことで自ずとこの精度が高まっていきます。

思考は言葉によって作られている
感情も言葉にできる
社会も言葉で表現することが出来る

との事なので、このメモ書きが良い恩恵を
もたらすとしたら、
詳しく知りたくなりませんか?

感情のコントロールが出来るようになる

メモ書きを行う上で、テーマを決めて
取り組むことになりますが、このテーマに制限
はなく、思いついたものはなんでも
このテーマになります。

例えば、
・今、自分がイライラしている理由
・抱えている不安
・起こしてしまった失敗
・学ぶべき改善点
など、内面、心の声をメモ用紙を通して
発散することになります。

これらを俯瞰してみることにより
自分では思いついてもいなかった気づきが
あることもたくさんあります。

些細なことでもついつい怒鳴り散らしてしまう
上司がこのメモ書きを実践し、俯瞰して
捉えたところ自分の足りない所に気が付き
感情のコントロールが出来るようになった
などの話も目にします。

こうしたトレーニングを行うことにより
フラットな精神状態でいられなくなった時に
あれ? 今自分はイライラしているな とか
ストレスを感じていてパフォーマンスが落ちてるな
など気づくことが出来るようになるんです。

いかがでしたでしょうか?
ゼロ秒思考のメモ書き、すごくないですか?

この本の表紙にありますが
世界一シンプルで簡単なトレーニング
書かれています。

これは正にその通りで、
これほどの恩恵が得られるのにとてもシンプル。

時間対コストも経済的コストも
誰でも手の届くところで行えるのが
本当に素晴らしいと思います。

2.実践方法

では、実際にどのようにやっていくのか
についてお伝えします。

[用意するもの]
・A4の紙(裏紙で良い)
・ペン

これだけです。
毎日実践していくとテーマをジャンル別に
分けたりするフォルダなどもあった方が
なお良いですが、始めるにあたっては
たったのこれだけです。

[実践前の事前準備 5ステップ]
1.A4用紙は横置きにします。
2.左上にテーマを書きます。
3.右上に日付を書きます。
4.タイマー1分をスタートできる

  状態にします。
5.最後に精神集中。

具体的にここまで準備すると
このようになります。

テーマは
「ゼロ秒思考レビューまとめの構成について」
としました。ここまで大丈夫ですか?

OKでしたら精神を集中。
研ぎ澄まして1分のタイマーをスタートさせます。

この1分の間にテーマに関して考えることを
なんでも良いので書いていきます。

・順番、構成など気にしない
・1つの文は20~30字程度
・自分が読める字であればOK

誰に見せるものでもないので、
体裁に気を使う必要はまったくありません。

私も毎日ツイート用に1枚だけ写真を撮って
あげていますが、いつも殴り書きです。

何より最優先するべきなのは
いかに思考を回してアウトプットするか
といったことですね。

百聞は一見に如かず、ということで
以下は今回のレビュー記事を書くのに
実際にやってみた動画です。

字がめっちゃ汚くてすいません。
左手で動画を取りながら右手で書くといった
力技なのでブレたりはご容赦ください。

あと、紙が動かないようにこの時だけ
テープで固定しています。

テーマは
『ゼロ秒思考レビューまとめの構成について』
です。書いた内容としては以下でした。

・分かりやすい構成を考える。写真・要点
・始めるのにハードルが低いことを
 分かってもらう
・実践している動画を載せてイメージ
 持ってもらう
・どの様な恩恵があるのか
 自分の言葉で書く

ちょっと時間足りなかったです。
4秒くらいオーバーしたかな?
どれもこの記事を書くのに役に立っています。

(しっかり心を込めて書いていますが)
その精度はさておき。

これを1日に10~20枚書くことが
推奨されています。
次のテーマとしては先ほどの書いた内容の
深堀をすることも良くあります。

例えば、
・実践している動画はどのようなものがいいのか 
・何を書けば最初のハードルが低いと
 思ってもらえるのか
・イメージを持ってもらうにはどんな写真が
 あると望ましいか

などなど、作ろうとすれば次のテーマも
いっぱいありますね。

もちろん、深堀りをしなくても
まったく別のテーマで行うのもOKです。

当初というか今でもたまに一番困るのは
『テーマを10個も考えられない。ぴえん』
というやつです。

実践している方はどなたも思うでしょうか。
これについては私なりの解決方法を
述べさせていただいています。(後述)

このメモ書きを実践するにあたって
守ってもらいたいことがあります。

絶対にこのルール、フォーマットを崩さない

ということです。
著者の赤羽氏はこれまで1万枚以上の
メモを書いて実践、試行錯誤したうえで
この方法がベストであるという結論に
たどり着きました。

私たちが施しそうなアレンジについては
もちろん実施済みです。それでも今の方法が良い
との事なので、アレンジするのは無駄との事です。

なので、決められたことをただ守って
続けていきましょう。

この章の最後に
決められたフォーマット、ルールについて
箇条書きにしますね。

[実践前の事前準備 5ステップ]
1.A4用紙は横置きにします。
2.左上にテーマを書きます。
3.右上に日付を書きます。
4.タイマー1分をスタートできる
  状態にします。
5.最後に精神集中。

[実践中]
・1分以内にテーマについて考えられる
 ことをどんどん書く
・順番、構成など気にしない
・1つの文は20~30字程度
・自分が読める字であればOK

3.私なりの実践方法

これまではゼロ秒の思考を実施することの
メリットや、実際にどうやってやるのか

にフォーカスをあててお話してきましたけど
これからは私なりにどうやって毎日やっているのか
についてお話していきます。

一部、私だからやれてるんでしょ、それ。
と言いたくなるかもしれないですけど
応用の仕方は無限大です。
参考にしていただけたら嬉しいです。

毎日、どんなテーマで毎日10回を実践しているか、
をツイートしています。このうちでいくつかは
毎日取り扱っているテーマです。

それは
・今日学んだ事
・明日やること
・今日の感謝出来る事

これは毎日取り扱っています。過去に学んだ
時間術大全 と アウトプット大全
そしてインプット大全
これらを見た学びとして実践しています。

[今日学んだ事]
これはアウトプット大全にてインプットされた
情報は海馬に一時ストックされ2週間に3回以上の
アウトプットをされると長期記憶の側頭葉へ
情報が移動されるという所から行っています。

また、アウトプットすること前提で
インプットすることでより深い学びが
出来ています。これはインプット大全で学んだ
事です。

[明日やること、今日の感謝できる事]
これらは時間術大全で学んだことを実践して
います。
ハイライト:当日の目標設定
朝のうちに今日取り組むべきことを決める
喜びを感じる事などの指針で決める

レーザー:1点集中して行う
チャージ:古くから培われている人間の性質を
     知り、英気を養う
チューニング:寝る前に、今日の活動の振り返り
       フィードバックを行い
       最後に感謝で1日を終える

以上の中から ハイライト と チューニング 
で利用しています。

私は毎日、自分に課してるルールとして
・踏み台昇降を1時間以上
・その間はYoutubeで学びを得られる動画を
 見て勉強する

というのを掲げているので、
毎日学びがあるんですよね。

踏み台昇降を毎日やる人なんてそう多くは
ないでしょうけれど。
毎日5分~10分でも構いません。

関心のある分野で何かしらの学びが得られる動画を
見る、ということをお勧めします。

覚えたことも利用しなければ長期記憶へ
保存されません。アウトプットをすることで
より深い学びになります。

4.あとがき的なもの

実際にやってみてまだ1週間ですけど、
これだけの量になりました。

実感として湧いたのは
書いてる途中で新しい気づきが生まれて
それを文字に起こしてみる

これが最高に気持ちいいです。

これって完全にこの方法を実践しているからこそ
たどり着けた気づきなんですよね。

あとは、書いているうちに前に書きなぐった
エッセンスとうまく絡み合って1+1が2では
なくて3、4になるアウトプットになることも
少なくないです。

あなたが用意するのはたったの
A4用紙とペン それととりあえずやってみよう
という心意気

それだけで思考力を高めることが出来ます。

思考力が高まれば必然的に使う言葉が
変わってきます。
言葉が変われば行動が変わっていきます。
行動が変われば未来が変わります。

それを1日10分のメモ書きで出来る可能性が
あるとすれば、やらない理由が
どれほどあるのでしょう?

この本の表紙にある
「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」
文字面をみると「へーそうなんだ」で
終わってしまいますど実際にやってみると
「マジ神。」って思えると思います。

やっぱり、自分で実践して、経験していること
っていうのは説得力ありますよね。

これほど、気持ちさえあれば
誰でも始められる所まで落とし込んだ所に
赤羽氏へ最高のリスペクトを贈ります。
本著へ興味を持たれた方はぜひ手に取ってみてください。

では、この記事は以上で終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

また別の記事でお会いしましょう。

人気記事本は『読む』から『聞く』時代へ! Audible(オーディブル) なら『1冊無料』で始められます

アウトプットの達人が世に送り出した最高峰のアウトプット本『アウトプット大全』レビュー

picture

今回は精神科医の樺沢紫苑氏が執筆した
40万部超えの大ベストセラー、
『アウトプット大全』について要約の解説を
していきます。

結論として、この本も全人類に手元においておけ!
と言いたくなる本だということが
良く分かりました。

まず、はじめに著者の樺沢氏が
どれだけ凄い人なのかについて確認です。
とりあえず、以下の実績をご覧ください。

・10年連続で書籍を1年に2冊以上出版
・メルマガ13年間毎日発行
・動画を毎日更新、累計1500本以上
・facebook更新8年間継続
・月2回の公演を9年間継続

それでいて、
・18時以降は働かない
・ジムにも通う
・読書も月に30冊

だそうです。この世に何体のコピーロボットを
持っているんでしょうか?
と聞きたくなるほどの挙げたらキリがない
アウトプットの達人というか神様のような方です。

その樺沢先生が持てる
『アウトプットプット術の全て』を80個のトピック
に凝縮し、世に送り出したのがこの
『アウトプット大全』です。

まさに『アウトプットの百科事典的』
意味合いになる1冊ですよね。

『アウトプットするならコレを見ておけ』
といったバイブル的なものになります。
期待できそうな内容であるのはこの時点で
分かりますよね。

この記事をおすすめしたいのは以下の人です。
・自己成長をしたいと願う人
・資格の勉強をしている人
・インプットを重視している人
自己成長を願わない人などいないと思うので
全人類とりあえずこの記事を見てもらいと
思っています。

今日の目次
1.インプットとアウトプットとは
  ・2種類の記憶
2.アウトプットの重要性 成長の螺旋階段
  ・成長の螺旋階段
3.アウトプットの種類
  ・話す
    コツその1 自分の気づきを盛り込む
    コツその2 ポジティブな言葉を使う
  ・書く
    おすすめ その1 ポジティブ日記
    おすすめ その2 読書感想文
  ・行動する
    1.今日やることだけ考える
    2.楽しみながら実行する
    3.目標を細分化する
    4.結果を記録する
    5.ご褒美を設定する
4.インプットとアウトプットの黄金比率
5.記憶定着の絶対法則
6.あとがき的なもの
前置きが長くなってしまいましたが、スタートです。

1.インプットとアウトプットとは

まず最初に、インプットとアウトプットの違い
について確認していきましょう。
これはどちらも対照的ですよね。

インプットとは
・読む
・聞く
・見る

などが挙げられます。
本書で、アウトプットとは
話す
書く
行動する

の3つを挙げています。

話す、書く以外のアウトプットはすべて
「行動する」に位置付けられます。
話すことにしても書くことにしても
必ず行動が伴います。
言い換えると、アウトプットには必ず行動が伴う
と言えます。

また、記憶という体験にフォーカスしても
大きく分けて2種類の記憶があります。

ここを意識するだけで効果的なアウトプットが
可能になりますので、しっかり確認して
いきましょう。

2種類の記憶
記憶には「意味記憶」「運動性記憶」
二つがあります。

意味記憶の例としては
学校の授業などで行う記憶です。
1600年に関ヶ原の戦いがあった などですね。
単語やキーワードで物事を覚える記憶法です。

運動性記憶の例としては、手を動かして書く
口の筋肉を使って話す、得た知識を元に行動する
などの行動を伴った記憶法が挙げられます。

この両者を比べたときに、
アメリカの国立訓練研究所での研究では
意味記憶の平均定着率は 5%~10%
運動性記憶の平均定着率は 90%
という驚異的な違いが認められました。

ただ、見る、読むよりも筋肉を使って
口に出してみる、書いて覚えることがどれほど
有効なのかが良く分かりますよね。

2.アウトプットの重要性 成長の螺旋階段

ここで、ちょっとショックかもしれませんが
とても大事なことをお伝えします。

それは、インプットだけするのでは意味がない
ということです。
覚えただけで何もアウトプットをしないと
その大部分は必ず忘れてしまいます。

これは、気合でどうにかなるとかいう問題ではなく
脳の作りがそのように出来ているから、なんです。

例えば、以下の二人を比べてみます。
Aさん
月に本を10冊読んで1冊もアウトプットを

しない人

Bさん
月に本を3冊読んで、3冊ともアウトプットを

する人

この両者を比べたときに、自己成長へ
繋がっているのは間違いなくBの人なのです。

インプットでは「脳内世界」のみで
完結しています。

一方、人に覚えたことを話す、ブログに書いて
発信するなどのアウトプットをすることで
「現実世界」へ干渉することになります。

この、現実世界への干渉こそが自己成長に
つながっていき、さらに記憶にも定着していく
ということになるんです。

これからは、
・学んだことは人に話す
・SNSに載せて外部へ発信してみる
・実際に行動を変えてみる

などのアウトプットをするようにしていきましょう。

成長の螺旋階段

インプットしたことをアウトプットして
その結果をさらに考察し、その結果をまた
インプットする。

この繰り返しが螺旋階段のように
あなたの自己成長を加速させていきます。

さらに、アウトプットした結果を誰かに
フィードバックしてもらうことが
さらなる質の高いインプットにつながります。

アウトプットして発信しただけにとどまらず、
フィードバックを得られる機会があれば積極的に
取り入れていきましょう。

3.アウトプットの種類

アウトプットは以下の3つに分けられます。
話す
書く
行動する

ひとつずつ、コツを見ながら確認していきます。

アウトプットその1 話す

一番簡単ですぐに出来るアウトプットです。
覚えたことを人に伝える方法です。
自分の言葉で表現することでより記憶に
定着していきます。

うまく話すコツとして、以下の二つをあげます。

その1 自分の気づきを盛り込む
その2 ポジティブな言葉を使う

コツその1 自分の気づきを盛り込む

ただ見聞きしたことを伝えるだけではなく、
それをインプットして自分はどのように
感じたのかを明確に伝えることで、あなたにしか
発信できない唯一の情報にもなります。

また、人に話すとその場でフィードバックを
もらえることも多いです。
この話すことは簡単だし、フィードバックも貰えて
自己成長へ繋がりやすいです。

コツその2 ポジティブな言葉を使う

人に話す際には使う言葉にも気をつけましょう。
ポジティブな言葉を使って伝えていくのが
大事です。

これは、ノースキャロライナの大学での研究で
ネガティブな発言を発する頻度が多いグループ
その逆で
ポジティブな発言を発する頻度が多いグループ
とでは、後者の方が3倍も成果が出ている
いうものがあります。

ネガティブが全部悪いわけではないでしょうが、
常にポジティブな言葉を使っていた方が
相手への印象も良いですし、研究結果も出ている
ことなので配慮しておくに越したことは
ないですよね。

アウトプットその2 書く

話すことよりも文字に起こしてアウトプットを
することは脳科学的にもとても良いことが
分かっています。

書くことにより、脳幹網様体賦活系という
脳の作りが刺激され
脳全体に注視するよう指令が流れます。

飛行機に乗ったことがある方はご存じだと
思いますが、フライト前にCAさんから
シートベルトの着用などの大事な情報を伝える
前に「アテンションプリーズ」と発しますよね。

乗客たちは
「ああ、これから大事なことを話すんだな」となり
注意して話を聞くことになります。

それと同じことが
書くことによって脳内で行われるのです。

書くってこれも話すことと同じくらい単純ですけど
凄い意味がありますよね。

書くことのトレーニングとしては
以下の二つがおすすめされています。

おすすめ その1 ポジティブ日記を書く
おすすめ その2 読書感想文を書く

おすすめ その1 ポジティブ日記

アメリカのプリガムヤング大学の研究によると
日記にポジティブなことを書いた人は
単純な出来事をつづった日記を書いている人と
比べて幸福度や満足度が高いという結果があります。

さらに、その日記の内容を誰かにシェアすると
満足感、幸福感が2~3倍に向上するとも
述べられています。

今はSNSやブログなど、外部に発信するハードルが
昔よりも格段に下がっていますよね。
これらを利用してポジティブ日記をつけていくのも
良いトレーニングとなります。

おすすめ その2 読書感想文

本を読んだままで終わってしまうだけでは、
記憶に定着されないのでかけた時間も、
書籍を購入した代金もムダに終わってしまいます。

それを価値ある学びとするには、読書感想文を
書くこともトレーニングになりますし、
記憶の定着にもなりますしとてもおすすめです。

読書感想文など
しばらく書いていないから書き方が分からない。
という方もいらっしゃると思うので、
以下に3行からなる読書感想文のテンプレートを
紹介します。

【読書感想文の3行テンプレート】
この本を読むまでの私は〇〇でした
この本を読んで〇〇に気が付きました
これから、〇〇を実行していこうと思います

この流れで全体の構成を作り、あとは細かな
肉付けをしていくと読書感想文が出来上がります。
参考にしてください。

樺沢先生は精神科医なので心の作用が
専門分野です。その先生が書くことが良いと
お話しているのでいかに人生のなかで
継続できるかが大事なのではと思います。

アウトプットその3 行動する

話す、書く以外の全てのアウトプットが
この『行動する』に当てはまります。

話す、書くよりもよりダイレクトに現実世界へ
干渉することになるので、自己成長へ一番
近づくのもこの『行動する』であると言えます。

とはいえ、
いきなり覚えたことを行動に移すことはとても
難しいですし、一歩踏み出す勇気も必要です。

インプットしたことを実際に行動へ移すための
極意として以下の5つが述べられています。

1.今日やることだけ考える
2.楽しみながら実行する
3.目標を細分化する
4.結果を記録する
5.ご褒美を設定する

1.今日やることだけ考える・小さなスモールステップでもOK
・やらないよりはまし 
ということで、難しくとらえずに
まずはやってみる事が大切です。

2.楽しみながら実行する反響があることを楽しみにSNSへ投稿する、
ブログを書くなどが挙げられます。
続けていくには「楽しめる事」がとても大切ですよね

3.目標を細分化する大きな目標を立てるとあまりのかい離に
呆然としてしまい、当初の気持ちやモチベーション
を維持するのはとても困難です。

マラソンなどの長距離走でも42km先のゴールを
目指すよりも次の電柱、信号までと、とりあえず
頑張ろう、としてほうが結果として長く走れます。

4.結果を記録する記録を付けることで自分の成長を目で見ること
が出来ます。続けていけば成果は少しづつ
積みあがりますので、それを自覚できると次へ
のモチベーションにも繋がりますよね

5.ご褒美を設定するこれが一番わかりやすいかもしれないです。
おいしいものをご褒美で食べようとか
そういうものですね。

『これが終わったら俺は結婚するんだ』
死亡フラグなのでやめましょう。

4.インプットとアウトプットの黄金比率

インプットとアウトプットは切り離せない両輪の
ように回していくことにより自己成長へ
繋がっていきます。

では、それらの比率はどれくらいが一番効率が
良いのでしょうか。そのヒントになるものとして
実際にインプットとアウトプットの時間配分を
調査した研究があります。

コロンビア大学、アーサーゲイツ博士の研究です。
この研究では、限られた時間の中で子供達に
記憶力を試すテストをしてもらいます。

複数人のプロフィールを覚えてもらって、
発表してもらうというものでした。

プロフィールを覚えてもらう時間をインプット
それを誰かに話す時間をアウトプット とします。

Aグループは
インプット時間8 アウトプット時間2

Bグループは
インプット時間6 アウトプット時間4

のように、グループごとに時間配分を決め
最終的にどのグループが一番プロフィールを覚える
人数が多かったのかを調べました。

結果的に、一番記憶に定着していたグループの
時間配分は

インプット3 アウトプット7 
グループでした。

インプットの2倍以上もアウトプットをすることが
一番記憶に定着していたという、ちょっと意外な
研究ですよね。

冒頭の、10冊本を読んでもアウトプットをしない
という人が、いかに時間とお金をムダにしている
のか良くわかる研究です。

受験勉強でも、教科書をひたすら読んで
知識を増やすよりも、それを利用して問題を多く
解いたほうがより結果が出やすい
ということにもなりますね。

.記憶定着の絶対法則

覚えた記憶は、いずれ忘れてしまいますよね。
これはなぜなのか、を脳科学的に分析することで
より、効果的な記憶術を身に着けることが出来ます。
これからは記憶のメカニズムを勉強してみます。

まず第一に、インプットした情報はすべて脳内の
海馬」
といわれるところへストックされます。

海馬といえば、記憶をつかさどる部位であることは
周知の事実だと思うのですけど、実は
「仮保存」することが、この海馬の使命です。

あくまで仮保存なので一定時間を経過したあとには
強制的に新しい情報をストックするため
排出されてしまいます。

数字の羅列など、短期間に忘れてしまうのは
このためです。

海馬がストックされた情報を保存している期間は
人にとってもまちまちでもあるのですが、平均して
2~4週間と言われています。

特別な注意を払わないと、一か月もすれば
記憶からは消去されてしまうのです。

それでも、4か月すぎても覚えていることって
たくさんありますよね。

それは海馬ではなく、別のところで記憶している
ために忘れずに残っているんです。
その場所とは「側頭葉」です。

海馬に蓄積された情報は、側頭葉へ移動される
ことにより長期保存されるようになります。

言い換えれば、海馬に保存されている間に側頭葉へ
情報を焼き付ける必要があるんです。

そのために必要な法則が2週間に3回以上、
その情報をアウトプット
することです。

こうすることにより、海馬はこの情報は重要
なんだとラベルを貼り、側頭葉へ流してくれる
ことになるんです。

覚えておきたい情報はこの
2週間に3回以上アウトプットが絶対条件
なので忘れずに実施していきましょう。

6.あとがき的なもの

アウトプット大全、とても骨太な内容でした。
一部しかご紹介できていませんが、
・具体的なアウトプット手法が80個
・どの方法も図解で説明もしてある
とすれば、手元に置いておいて必要に応じて
その都度開くなどの使い方もいいですよね。

樺沢先生がこの書籍の次に世に送り出したのは
『インプット大全』です。

この書籍のレビューも行っていますので
そちらもセットでご覧いただくと
インプットからのアウトプット、さらに次の
インプットへと『成長の螺旋階段を駆け上がるヒント』
となりますのでぜひご覧下さい。

では、今回はとても重厚な内容となってしまいました。
最後までご覧いただきありがとうございました。

冒頭でお話しましたけど、本著はご自宅や職場において
辞書的な意味でも活用できる一冊です。
ぜひ手に取ってみることをお勧めします。


また、別の記事でお会いしましょう。






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時代を生き抜く手法を学ぶ インプット大全 書評レビューのまとめ

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こんにちは、今回のレビューは インプット大全 です。

本著は精神科医ユーチューバ―としての地位を確立されました樺沢紫苑先生の作品です。 樺沢紫苑先生Twitter → @kabasawa

樺沢先生曰く、『本書は令和時代の教科書を目指し、知的生産性を高めるビジネス書の決定版』との事です。

確かに働き方改革法案が施行され、長時間残業の在り方が問われる昨今
企業戦士の皆さんは残業時間を減らし、如何に業務時間の中で完結させるかが大事になってくると思われます。

限られた業務時間の中で効率の良い仕事が出来る人生産性をあげることが出来る人などが重要視されて行く時代にすでになっていると思います。

本著は・科学的に記憶に残る本の読み方
・学びの理解が深まる話の聞き方
・全てを自己成長に変えるものの見方
・最短で最大効率のインターネット活用術
等を取り上げています。大全としてるだけあり、80もの細かな手法が図解入り
述べられており、ケースに応じてアクションプランを学べます。

この記事の目次は以下の通りです。
1.インプットで大事なのは量と質どちらなの?
2.記憶の定着率の話
3.インプットを行うことの大前提
4.効率よいインプット 3つの原則
5.情報爆発時代の効率良い学びとは
6.あとがき的なもの
では、行きましょう!

1.インプットで大事なのは量と質どちらなの?

ここでは2点に絞ってお伝えしていきます。

・量or質
・三振本とホームラン本

量or質

本著の中でこの問いに 大事なのは質である と述べています。
むしろ、速さや量を求める読書法は意味がない、と明確にダメ出しをしています。

あくまで量より質。深く読むこと、深読(しんどく)こそがインプットをする読書法としては最適です。

深読が出来ているかどうかの目安としては、その本の内容を
10分ほどで誰かに話せるくらいになっていると、合格点の深読が出来ている目安だそうです。

とはいえ、量を求めるのを全否定しているわけではありません。
むしろ、順序が大事です。

スポーツを行うときにはまずはしっかりとした型や基礎を身に着けてから、より実践的な取り組みへ進みます。

これは読書についても同じで深読に慣れることにより、書かれていること、ポイントをつかむ視点が鍛えられます

その域まで深読を身に着けられれば速読や多読はより効果の高いものへなるはずです。

深読を行うことでポイントとしてはインプットをするには漠然とするのではなく
明確に目標や方向性をもって行うことで、より質の高いインプットが可能になります。

例えば、2年後に留学に行くからTOEICで800点を取るために勉強する などですね。

三振本とホームラン本

具体例を本を読むことに例えますが、

内容の薄い、得るものがあまりない本を 三振本
とても学びのある本を ホームラン本 

と仮にします。

三振本を月に10冊読もうとも、ホームラン本1冊を読んだほうがより学びは大きいそうです。

ただ、実際には、ホームラン本を見つけることは容易ではありません。

本著の中で具体的なホームラン本に出会う確率を上げる方法をいくつか紹介されています。

・Amazonのレコメンド機能や口コミを信用する
・読書家の人からのおすすめを買ってみる
・インフルエンサーのおすすめをチェックしてみる

などが挙げられています。

ともすると、良いホームラン本に出会うことが最高の読書となるのであれば、
読書をする前からすでに質の良い読書は始まっているということです。

お金と時間をかけてその本を読むことになるので、できるだけムダは省いていきたいですよね。

私も、実際に読まれた人のレビューなど確認してから本を手に取るって見ることをお勧めします。

2.記憶の定着率の話

今ですら現代人の1日に触れる情報量は
平安時代に暮らす人の一生分
江戸時代に暮らす人の1年分
ともいわれています。

著者の樺沢先生の研究で学生さん175人に対して以下の調査が行われました。
ここ1週間で見たニュースを覚えている分だけ1分間で書き出してみる、というものです。

その結果、回答数の平均は3.9個であったそうです。
これは3%ほどの定着率であったことを示しており、実際には97%の情報については忘れてしまっている、ということだそうです。

まだ脳年齢の若い学生さんでこの結果だとすると、サラリーマン世代にはちょっとした恐怖を覚えます。

特に現代は『情報爆発の時代』とも言えます。
20年前と比べて情報の量は5000倍にもなっていると言われています。

これからの5Gがもたらす恩恵がよりこの状態に拍車をかけていくのは間違いありません。

時代は変わっていくのに、従来のインプット方法のままで良いのでしょうか。
必要なインプットをより質の高いものへと心掛けていく必要があるのではないでしょうか。

私たちは毎日たくさんの情報に触れていますが、その大多数である97%もの情報を忘れてしまうのであれば、そもそも必要のない情報はインプットすらせずに極力排除していく、というのも選択肢の一つかもしれません。

その為には日頃からどのような情報を入手していくのか意識して決め
その分野の情報を意識してインプットしていくことが大事になります。

3.インプットを行うことの大前提

では、質の高いインプットとはどのようにしたら出来るのでしょう。
本著で述べられている最も効率よくインプットを行う方法として
AZインプット法 が最も効率が良いと述べられています。

AZとは アプトプット前提 でインプットする、ということです。
インプットしたものが記憶に留まるかどうかは
行動や実践を通したアウトプットをしてこそ定着していきます。

これらは、アウトプットをしなければいけない という意識でいることで
一種の軽い緊張状態になり脳内物質のノルアドレナリンがより分泌されることが分かっています。

ノルアドレナリンの効果としては集中力、記憶力、思考力 などに
良い影響を与えることが分かっています。
AZインプット法、具体的には以下のようなことですね。読書をするなら
>>読書感想文を書くことを前提で読む

映画を見るなら
>>感想をブログやSNSで発信しすることを前提で見る

セミナーに参加するなら
>>質問をすること前提で傾聴する
などが挙げられます。

本を読むにしても、読書感想文を書かなきゃと思って読書を終えるのと
普通に楽しんで読み終えるのとでは、覚えていることの量/質ともに
雲泥の差があるだろう、ということは想像に難くないですよね。

アウトプット大全では、インプットが3割 アウトプットが7割が最適、
とこれらのバランスについて触れられています。

ただ、『話を聞く』この状態の時だけは上記とは別でより質の高いインプットにするコツがあります。

まず前提として聞くときのインプットとアウトプットは以下のように分けられます。アウトプット:聞いたことをノートに書いてる時間
インプット :聞いている時間
尚、行動を伴うものは全てアウトプットに属します。

話を聞く場合はインプットが7割、アウトプットが3割 もしくは 8:2 位が望ましいです。

人の話は言葉だけではなく 身振り手振りや声のトーンなどなどの
言葉にできない情報にも大きな意味があります。

話を聞く場合はインプットの時間を増やすように、アウトプットは要点を纏めて行うと良いです。

確かに、高学歴な人の勉強法などでも同じようなエピソードが多く聞かれますよね。

彼らの勉強方法は 授業中の多くの時間は聞くことに集中し、そのまとめやポイントだけノートに書き残す、といった方法を良く見聞きします。

4.効率よいインプット 3つの原則

3つの原則とは以下です。順に見ていきましょう。・『なんとなく』はNG
・『目標設定とセット』で行う
・『インプットとアウトプット』は表裏一体

『なんとなく』はNG

注意深く読み、書き、話すことが重要です。
読書については 暇だから読む、いい本ないかなーで本屋へ行くのは推奨されません。

インプットするときは喜怒哀楽とセットだと、より覚えていられます。
教科書の内容は忘れていても子供の頃に読んだ漫画の内容を、今でもある程度は覚えているのはこの効果が高いといわれています。

コミュティに参加することも、『なんとなく』排除につながります。
その理由は同じものを好きな人たちが集まることにより、同じ目的、同じ趣味をもっている中だからこそ、気兼ねなくアウトプットが可能になります。自分の存在意義や居場所をそのコミュニティの中で高めるために
たくさんの人の中で自分が何かできることはないか?
と意識が芽生えれば、おのずとアウトプット前提のインプットが行われます。

自分よりその分野でより詳しい人、若いのに活動的な人などと比べ
自分の強みは何かなど客観的にみることもできるようにもなります。

コミュティに参加するだけではなく、主催側になることでより
全てのことが主体性をもって行うことになるので、多くの学びを得ることが出来ます。

『目標設定とセット』で行う

方向性とゴールを意識するのが大事です。
大阪から東京で行くのもどうやって行くのか、何日でいくのかなど細かな計画があった方が効率がいいですよね。
まぁ、旅であるならふらっと目的も計画もない状態で行くのも楽しいですが。

こと『インプットをする』ということを前提にするのであれば、目標設定はやはり大事です。

例えば、上記で触れたような
2年後にロサンゼルスへ留学する そのためにはTOEICで800点を取らないといけない。

こうした目標が設定された状態でインプットを行うのと、
ファッション感覚で英会話習うのカッコいいから、という理由で習い始めるのとでは、1年後にどちらがより上達しているのは比べるまでもないですよね。

『インプットとアウトプット』は表裏一体

インプットとアウトプットは切っても切り離せないものです。
インプットを終えてからアウトプットを始めるのではなく、インプットをしながらアウトプットをしていくことで自己成長へつながります。

これには、インプットとアウトプットは掛け算として捉えると良いです。
アウトプットが10だとしても、インプットが少なければ成長にはなりません。

自己成長力を最大限で発揮するためには インプットとアウトプットを
それぞれに切り離さずに両者を車輪の両輪ととらえて最大化していくことが重要です。

5.情報爆発時代の効率良い学びとは

ロンドン大学での研究で、暗記をしてもらう実験で2つのグループに分け
以下の前提条件を与えたそうです。

Aグループには終わった後に
「テストをします」

Bグループには終わった後に
「誰かに覚えたことを教えてもらいます」

結果的にBグループの方が高い点数であったそうです。

また、こちらはアメリカの研究で分かったことですが、読む、聞くなどが基本的なインプットとなりますが、ディスカッションや体験を通した学習など様々なインプットがあります。

この中で一番定着するインプット方法は 誰かに教える ことです。
新人教育の場などでも応用できそうですよね。

また、現代はインターネットの発達によってまさに『情報爆発の時代』です。
この情報量が爆発的に増えていく時代に対して従来のインプット方法はもはや通用しないかもしれません。

ジョブズが自分の子供には制限をかけて自社製品を使わせなかったり、世界的ベストセラーも数多くの著書がスマホが登場してからその便利さに慣れすぎてしまい、スマホに使われている人が増えている現状に軽傷を鳴らすものも数多くあります。

重症化してしまうとスマホが手放せなくなって仕事や勉強に支障をきたしている人すらもいます。これらは正しいインプット術とは言えないですよね。

情報爆発時代のインプット術とは無駄なインプットを極力排除することにあるといえます
『現代字人のインプットは97%が無駄』とも樺沢先生もおっしゃっています。

覚えた情報の97%は忘れてしまっているのだからそもそも、その97%を極力インプットすらしない、排除するという工夫が必要になってきているのかもしれません。

それが可能になるだけでインプット力は30倍になる、と樺沢先生もおっしゃっています。

6.あとがき的なもの

ゼロから始めるSEO

なぜ、質の良いインプットを目指すのかと問われると
間違いなく質の良いアウトプットをしたいから、となりますよね。

質の良いアウトプットを続けていきたい、と活動を継続するその先
理想の将来像はやっぱり自己成長を積み重ねた自分でありたい、と願っているからなのだと思うのです。

私がこの本を今週の踏み台昇降時の課題としたのは上記の理由からです。

インプットとアウトプットを繰り返していくことで成長を実感できるのはきっとすぐには訪れるわけではないでしょう。

自分が成長した、と気が付けるのは並大抵のことではないかもしれません。
ですが、3年後、5年後、10年後の自分は今この瞬間の自分の延長線上にあります。

それでも、そうした『不遇の時期を越えた先にこそ咲く花もある』と信じて
今日も明日もインプットアウトプットを続けていきたいと思います。

今回は質の良いアウトプットをするにはまずはインプットが大事だろう、
と思ってインプット大全を学びました。

ですが、樺沢先生のお話では先にアウトプット大全の内容を身に着けてからこのインプット大全の内容を実践することが良いとの事です。

それを知らなかったので今回はちょっと順序が逆になってしまって申し訳ありません。

引き続きアウトプット大全について学んで行きたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

人気記事本は『読む』から『聞く』時代へ! Audible(オーディブル) なら『1冊無料』で始められます

世界中の天才たちの目論見から脱却せよ 時間術大全 レビュー

今回の踏み台昇降をやりながらの勉強した動画は『時間術大全』です。
この記事では数々の要約動画を見て学んだことのアウトプットになります。

アップされている動画は投稿時のものは全て見ていると思いますので、意味のあるものになっていると思います。

時間術というとどのような事を考えますか?一般的なこういう題材の本というのは
・効率よくやろう
・集中してやろう
・生産性を高めよう

などよく見かけるところなのですが、この本はまるで違います。

効率よくやれば成果が上がるよ、という様な
『どこにでも書いてあるような内容』ではありませんでした。

結果として、良い意味で期待が裏切られ、楽しく学ばせていただきました。

結論として本書は時間術といいながらも人生そのものを変えうる本です。

人生論、幸福論、そういったエッセンスがぎっしり濃縮された本です。GoogleとYoutubeというとんでもないフィールドで結果を残してきたという著者のお二人も、自ら本書の内容を実践してその後の人生を大きく変えています(後述)

本稿では以下の5つ+αに焦点を絞って要約動画で学んだことをお伝えしていきます。
~今日の目次~
1.忙しい理由と2つの要因
2.MAKE TIME その1『ハイライト』
3.MAKE TIME その2『レーザー』
4.MAKE TIME その3『チャージ』
5.MAKE TIME その4『チューニング』
6.あとがき的なもの
では、さっそく見てみましょう♪

1.忙しい理由と2つの要因

忙しい、時間が足りない とよく口にしている人も多いと思います。では人はなんで忙しいのか?改めて考えてみてこの質問に明確に答えられる方はいらっしゃいますか?

この本ではその理由を『情報があり余りすぎているから』と述べています。
ん?なんとなくそれっぽいこと言ってるけど、どういうことなの?ってなりますよね。

言い換えれば、スマートホンから得られる情報があまりに多く無意識のうちに私たちはスマートホンを眺めてしまっています。その時間は平均でなんと約4時間。

一日のうちに80回はロックを解除して2617回も触っているそうです。

現代を生きる私たちは無意識にスマートホンに時間を奪われている、ということを認識しないといけないんです。

気が付いたらYoutubeやTwitterを意味もなく1時間眺めてた、なんて事もよくあることですよね。でもこれって、よく考えたら怖くないですか?

なぜこのような事が起こってしまうのか、しかも無意識に。

これはもはや、個人の努力でどうにかなる問題ではないと話しています。ではなぜ個人の努力ではどうにもならないのか、現代人を苦しめている多忙さの元凶は以下の2つにあります。

・多忙中毒
・無限の泉

順にどういうことなのか見ていきます。

多忙さの原因その1 『多忙中毒』
現代社会において、忙しいのを良しとする社会の風潮が間違いなくあると語られています。

例えば、私たちはビジネスの場でメールが500件溜まってたら目の前のことを処理しなきゃと行動します。

今すぐ必要なものばかりなのかと聞かれたら、実はそうでもないという場合も多くないでしょうか。

効率よくこれまでの半分の時間で処理出来るようになったとしても、また次から次へやることを探してしまったり、早く終わらせたらまた別の作業が暇なく舞い込んできたり。

こういった絶えず働き続けている状態が1種の美学のように語られることも珍しくありません。この状態はまさに多忙中毒といえます。

多忙さの原因その2『無限の泉』まず何より、スマホには誘惑がありすぎます。
YoutubeやNetflixなど見終わったら次のおすすめ、更に次のおすすめと際限なく誘惑されてしまいます。

便利なテクノロジーを享受している裏で巧妙に仕組まれたビジネス形態があります。というのも、スマートホンで利益を得ている業態の多くは広告収入で成り立っていることをご存じでしょうか?

彼らは、私たちの時間をより奪うにはどうするか、を常に考えて新しいアプリをリリースしているんです。

世界中の天才たちが、私たちの時間を奪うこと、広告を見てもらえることに必死になっているんです。

悲しいですが、なかなか抗うのは難しいようです。

本書のメイントピック 『4つの柱』多忙中毒と無限の泉、この2つから解放されることではじめて、私たちは自由な時間を手に入れられる、と本書は述べています。

この話をもともと時間を奪う側であったGoogleやyoutubeに勤めていた天才達がいうのだから信憑性ありますよね。

この本の原題は MAKE TIME です。どのように時間を作り上げていくのか、さらに言えば自分が真に望む人生を送るためのエッセンスが87個紹介されています。

これからはメイントピックとして以下の4つの柱を軸にそれぞれ解説していきます。
・ハイライト
・レーザー
・チャージ
・チューニング

これらの関係性は以下の図で表されます。

MAKE TIME


ちょっと意味分からないでしょうけどこれからの話で納得頂けると思います。

MAKE TIME その1 『ハイライト』

MAKE TIME

目的はその日取り組む最重要項目を朝の内に決めておくこと、です。
ハイライトとは、本でも大事なところをアンダーラインを引いたり、蛍光マーカーで注意を引いたりすることと同じ意味です。

1日のはじまりはその日取り組む最重要項目を決めることから始まります。
すべての工程はこのハイライトを行うことで意味があります。
例えば資格取得の勉強で合ったり趣味の読書で合ったり、筋トレだったり何でもいいんです。

本書では以下の3つ基準でハイライト、最優先事項を決めるのがいいと言っています。
[緊急性]
急いで取りかからないといけない問題

[満足感]
取り組むことによって満足感を得られる取組

[喜び]
取り組むことによって喜びを見出せる取組

さらに、ハイライトを決めるときのポイントとして2つをあげています。

・あまり悩まずに直感で決めて良い
・60〜90分程度の時間で終わらせることかできる

この直感で決める、というところを特に強調しています。

今日のハイライトを決めたらいつそれをやるかスケジュールに組み込んでおきましょう。

その時間帯だけは何があってもハイライトとして決めたことを取り組む時間にする、という強い意思が必要です。

時にはミーティングや友人達との会食も断らないといけないかもしれません。
あなたの人生においてそれをするだけの価値はある、と述べています。

MAKE TIME その2 『レーザー』

MAKE TIME

目的は決めたハイライトで決めた活動をレーザー光線のように一点に超集中して没頭するということです。

ですが、これが実は難しいんです。注意力や集中力を奪ってしまう人間の『3つ習性』がそれを難しくしています。

太古の昔、狩猟をして生活していた時代からの生活の中で脳に刻み込まれた習性があります。その習性は今を生きる私たちにも残っています。

現代のテクノロジーでその習性を巧みに利用することで注意を削ぐ、時間を私たちから奪うことを可能にしているんです。

では3つの習性とは以下になります。

1.至る所に注意を向ける習性
2.予測できない見返りを喜んでしまう習性
3.ゴシップを好み社会的地位を求める習性

1.至る所に注意を向ける習性活きるか死ぬかという長いサバイバル生活の中で、獰猛な肉食動物、自然災害など今よりも古代人たちは危険と隣合せでした。生き抜くためにこの習性を身に着けたと言えます。

現代でどのように活かされているかというと、スマホのアプリなど通知がポンポンあがると本能的に気にしてしまいますよね。

2.予測できない見返りを喜んでしまう習性何日も獲物がとれずに空腹で苦しんだ人類は、いつか獲物をゲットできると希望を捨てずに生きてきました。

その結果意図しない獲物をゲットできた時、脳内の神経回路では快楽をつかさどるドーパミンがドバドバと分泌されるようになりました。

この習性を巧みに利用したのがTwitterなどの いいね です。

意図せずに朝起きたらたくさん いいね が付いていたりすると無性に嬉しくなるのはこの習性を利用したものです。

さらにやっかいなことに通知音が聞こえただけでこのドーパミンが分泌されてしまうのも本能的に抗えないので問題です。

3.ゴシップを好み社会的地位を求める習性
敵から身を守るためにコミュティを形成し、その中での地位を高めようと太古の人類もやっていました。そのコミニュテイの中で生き抜くため社会的地位を求め続けたのです。

SNS上で毎日のようにゴシップがバズるのも、フォロワー数やいいねなど気になったりインスタで少しでも見栄えよくしようと飾ったり、気になり始めたらもう抗う事は不可能とさえ思えます。

天才たちの叡智の結集こうしたもはや本能とでもいうべき習性を利用しようとした、天才たちの叡智の結集、それがスマホです。この魔力から逃れることなど出来るのでしょうか?

努力や根性でどうにかなる問題ではないので精神的なアプローチは無駄だからやめておけ、と著者は言っています。

唯一の方法は、DQ3でラスボスの大魔王ゾーマ相手にひかりのたまを使った時のように、魔力を出来る限り無効化することが何より大事で効果的だと話しています。

MAKE TIME

無効化させる具体的な方法どのように無効化するのでしょうか、具体的な手法は以下の通りです。
・通知は全てOFFにする
・SNS、ゲームアプリは全てアンインストール
・Gメールなどのメールアプリも都度ログアウトする
・どうしても必要なアプリはロック解除後すぐに見れないように遠くのページへ移動させる
・ホーム画面を空っぽにする
・朝のアプリ巡回をやめる
・ニュースは放置する 1週間にまとめて確認すればOK
・テレビとお別れする テレビを部屋の隅においやる、カバーをかけておく

どれも厳しいかもしれないですが、無理だと思うほど依存度がやばいレベルに達していると思われます。全部やるのは厳しくとも少しづつでも良いのでまずはやってみることが大切です。

とりあえずこれで24時間過ごしてみることを強くお勧めしています。

アプリのアンインストールは再インストールすればいいのだからとりあえず試してみろと話しています。

こうすることで限りなくスマホの魔力をゼロにすることが出来、集中したいハイライトに一点集中できるようになります。

20200516

MAKE TIME その3『チャージ』

MAKE TIME

集中すると疲れます。
その疲れを癒しエネルギー補給を行うことで明日への活力を養います。

ここで以外だったのは、最新のテクノロジーからではなく古代の人類の生活から学ぶということです。

ホモサピエンスが誕生してから農耕を始めるまでおよそ20万年かかったと言われています。それまでの長い長い期間を狩猟採集で生き抜いてきた人類の習慣をまねることにこそ、真意があるそうです。

スマートホンにスマートウオッチにスマートスピーカー、どんなにスマートに生活を着飾ってみても人間としての本質は古代人から何も変わっていないと断言しています。

では、過去の人類の生活から現代の暮らしの中に取り入れるべきエッセンスはどこにあるのでしょう?

主に以下の3つの柱にフォーカスをあててみます。
・毎日運動するべし
・食事は必要最小限にすべし
・質の良い睡眠を得るべし

毎日運動するべし続けられることが何より大事。ウォーキングでOKです。

ハーバード大学の研究ではウォーキングは脳の面積を大きくし、心臓病やガンを患うリスクすら低下させ血圧にも良く作用することが知られています。

朝一番のウォーキングにハイライトをもってくると最強ですよね。

食事は必要最小限にすべし古代人の食生活に近づけることが大事です。加工食品ではなく、魚、肉、野菜やナッツなどのリアルフードを食べると良いそうです。

さらに集中力を維持、ここぞの時に力を最大限発揮するにはプチ断食がおすすめです。
間食をしない、朝食は抜いておくなどで良いです。
十分すぎる栄養が届かないため、脳は最大限の働きをします。

質の良い睡眠を得るべしカフェインは摂取後6時間は体内に残ります。カフェインの摂取について最も効果的な摂取時間は 9:30から10:30 と 13:30から14:30 で摂取だそうです。

残ったカフェインは質の良い睡眠の妨げになりますので夜になってからの摂取は避けましょう。

MAKE TIME その4 『チューニング』

MAKE TIME

いよいよ最後のフェーズです。
ここでは寝る前の10分間を使って1日の振り返りをする時間を持ちます。

ビジネスの場でPDCAサイクルを回すとよく言いますが、同じことをこのMAKE TIMEでもやるのだそうです。

具体的にはメモを取りながら進めていきます。
今日のハイライトは何を選んだのか、集中度合いは点数をつけるなら何点だろうか、その理由はどんなことだろうか?

チャージで気を付けたことはどんなことで点数は何点だろうか、その理由はどんなことが挙げられるだろうか?

ということをメモに残します。そこでメモの最後にあることを書くことが何より大事だと言っています。
それは、今日一日で感謝できることは何があったか、を書き残しておくことです。

一日の終わりを感謝で締めくくる、この習慣がまた明日も活力もって立ち向かっていける力になると言っています。

あとがき的なもの

著者のお二人もこの時間術を実践し、仕事で成果を残し未来の地位も約束され輝かしい経歴を手に入れました。

ですがお二人ともそれを捨てそれぞれ本当に進みたい道へ、やりたいことを最大限楽しむという選択をされています。

Google出身のJAKE KNAPP氏は今では執筆家、作家として活躍されています。
Youtube出身のJOHN ZERATSKY氏は仕事をすることを辞め、奥様と趣味のセーリングで世界中を旅しているそうです。

この本の原題は『MAKE TIME』です。

述べられているのはただの時間作りの小手先のテクニックではなく、本当にやりたいこと、幸福と思えることにどうやって集中して取り組むか、その本質はきっと自分で自分が輝ける時間を作ろう、ということです。

きっとそうした取り組みは人生において大きな意味を持つことになるはずです。

本稿で取り扱っていない手法がまだまだたくさんあります。
最後のステージ、チューニングで利用できるメモのテンプレートなども取り扱っています。

テクノロジーの力を使って私たちの時間を奪い続ける天才たちに抗いたい方、人生の時間限られています。

自分が本当にやりたいことにフォーカスを当てたい方はぜひ本書を手に取ってみて下さい。

以上で終わります。
最後までご覧いただきありがとうございまし

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書籍レビューまとめ

毎日、日課として踏み台昇降を1時間、取り組んでいます。
その時間を『学びの時間』として毎週テーマを決めてその解説動画を見て
知識を増やしてます。
ここでは、そうした得た知識をアウトプットしたレビュー記事を纏めています。
気になる書籍がありましたらぜひご覧ください。

人生の悩みが消える自問力 堀江信宏著

レバレッジリーディング 本田直之著

本当の自由を手に入れるお金の大学 両学長著

習慣が10割 吉井雅之著

エッセンシャル思考  Greg McKeown著

BRAIN 一流の頭脳 Anders Hansen著

超効率勉強法 DaiGo著

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ著

Think clearly Rolf Dobelli著

天才を殺す凡人 北野唯我著

スタンフォードの自分を変える教室 Kelly McGonigal著

LIFE SHIFT Lynda Gratton / Andrew Scott 共著

FACTFULNESS Hans Rosling著

ニュータイプの時代 山口周著

これからの会社員の教科書 田端信太朗著

Search Inside Yourself  Chade-Meng Tan著

幸福優位7つの法則 Shawn Achor著

ゼロ秒思考 赤羽雄二著

インプット大全 樺沢紫苑著

アウトプット大全 樺沢紫苑著

時間術大全 JAKE KNAPP / JOHN ZERATSKY 共著

入社1年目の教科書 岩瀬大輔著

多動力 堀江貴文著

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新入社員が学ぶべきバイブル 入社1年目の教科書 レビュー

毎日、踏み台昇降を約1時間しながらYoutubeの動画で学びをしています。
今回は『入社1年目の教科書』を取り上げました。
観た動画のアウトプットということでレビューさせていただきます。

この記事執筆時点でほぼ全てのレビュー動画を観ていますので、この記事を見れば新たに動画で勉強する必要もないかと思いますよ☆

お勧めするのは以下の方々です。
・新入社員、または転職して新しい職場で働いている人
・部下育成に役に立つ、且つ具体的な教材を探している人
・これまで以上のビジネススキルを身に着けていきたい人
はい、もう全ビジネスマンは手に取って良い内容ですね。

今回のもくじ
【1】どのような事が書かれている本なの?
【2】新入社員が抑えるべき3つの原則とは?
【3】50のルールの一部抜粋
【4】人生の転機で大事にしてきた著者の生き方とは?
【5】あとがき的なもの

では、始めますね。

【1】どのような事が書かれている本なの?

【1】どのような事が書かれている本なの?

著者の岩瀬大輔氏は今現在はライフネット生命の代表取締役です。
東京大学法学部を卒業後 ハーバードの大学院でMBAを取得した華々しい経歴をお持ちです。

新卒採用を行った際に、教科書になるものを渡したかったそうなのですが納得できるものが見つからなかったそうです。
マナーや名刺交換、ノートの取り方などの局地的なテーマを扱った本は多数あるもののそれらのテーマを横断した、網羅されているのはなかったことが本書執筆のきっかけとなったそうです。

この本は著者の
新入社員は手元のお金よりも
自分への信頼や価値を高めることに
注力していくべき

というメッセージが3つの原則と、50の行動指針となる考え方、テクニックとして込められています。後輩、部下育成のバイブルとしても使えますし、実際に多く使われています。仕事に悩んだり、迷ったりしたときに読み返してみたくなる1冊です。

学生生活を終えた入社一年目に求められる新人像とはどのようなものでしょうか?
・豊富な知識?
・なんでもチャレンジしてみる行動力?
・それとも小さなことでも自分のものに昇華していくモチベーション?

これらはもちろんどれも素晴らしい素質であるのに間違いありませんが、著者が述べているのは まずは周りの人に信頼される新人となること が何より大切。まずは信頼。
本書ではそのために必要な以下が濃縮されています。
信頼される新入社員へなるための3つの原則
その具体例を細分化した50のルールが書かれています。

さらに、50のルールでは以下の3つの段階にわけてグループ分けされています。

初級 新入社員がまず身に着けるべき習慣
中級 実践出来れば大きく変わる習慣
上級 さらに活躍する新人となれる習慣

本を読んで、どれだけ理解したかを行動に移せるかどうかを
自分で振り返り、チェックすることが出来るのですね。

【2】新入社員が抑えるべき3つの原則とは?

【2】新入社員が抑えるべき3つの原則とは?

頼まれたことは必ずやりきる
信頼される新人になれ、というのが1番大切です。
途中で質問をいれながらでも催促されずに必ず期限内でやりきりましょう。
どんな小手先のテクニックよりも評判や信頼が何より仕事の現場では大切。
これを手にした社会人にはより大きなチャンスが舞い込んでくるはずです。

50点で構わないから早くだせえ?そんなの仕事としてはダメじゃない?て思いますよね。
この言葉の真意としては50点での提出は仕事の完了ではなく、初めのフィードバックとして捉える、ということです。
以下でA君とB君、二人の仕事内容を比べてみたいと思います。
A君
何日もかけて1人で作業をし納期ギリギリで自己採点で100点の成果物を出しました。

B君
最短で50点でも成果物を見てもらいフィードバックをしてもらい、修正を行いながら自己採点で100点の成果物を出しました。

どちらがより評価されるものであるかは一目瞭然ですよね。
フィードバックのチャンスを頂けると、その先の方向性が間違っていないか、不足のものはないか確認できます。
仕事はチームワーク、経験豊富な人に見てもらい知恵を借りながら仕事を進めていくといいです。

[あえてマサシ的補足]
どの動画も言っていなかったですが、ここだけは自分的な補足もありまして、上司も自分の仕事があるので仕事を与えられた時点で
「フィードバックもらえる機会を頂けますか?いつがいいでしょうか?」
先に切り出しておけば尚いいですよね。それまでに見てもらえる形にしなければいけないというモチベーションアップにもなりますし、上司も嫌なタイミングで自分の仕事をストップさせないで良くなります。

つまらない仕事はない新入社員が任される仕事は大した仕事ではない場合が多くつまらないのでは?
と一見思えますがそれでも、その仕事の意味や目的を理解して取り組めると自ずと自分なりの見方や価値観が変わってくる、と述べられています。

スポーツでもどんなに体を鍛えて万全のコンディションで臨んだとしても、ちょっとした心の揺れ動きで勝敗を分けることが多々あります。

やはり仕事にはメンタルがとても大切でどのようなものでも自分次第で前向きに取り組むことが出来ます。
気持ちを明るく前向きにして仕事に取り組むことが最高の成果を出せることにつながります。

【3】50のルールの一部抜粋

【3】50のルールの一部抜粋

50のルールとしていくつか抜粋してみますね
言われたからする、ではなく意味や目的をもってやることで経験値を上げていけます。結果として信頼される新人になれるということですね。

苦手な上司ほど自分から歩み寄って惚れろもちろん恋愛的な要素でも、猫を被ったようにガンガン好かれろということでもありません。
上司の良い所にフォーカスを当てなさいということです。
そうすることで苦手な上司でも、良質なコミュニケーションをとれるようになりますし、その上司からも好かれることになります。あわよくばチャンスすら降ってくるようになります。
嫌いだからと避けていたらチャンスが降ってくるなんて何年先になるか分からないですよね。

仕事の効率は最後の5分で決まる人間は覚えたことの大半は忘れる生き物です。
会議の場などでは最後の5分を使って同意した内容であったり、次回へのタスクであったりを共有や再確認することで誤った方向性へ業務が進んでしまうリスクを最小化できます。3つの原則の50点でいいから早く出せ、の具体例の一つになりますね。

自分と直接関係ない業務の人とランチせよ自分の見聞を広めるために様々な人と会って交流をもつべし、ランチへ誘えるのは新入社員の特権であり、新人だからこそ役職の高い人も誘いやすいはず。フットワーク軽く声かけてみるのがいいそうです。
これも自分なりの補足なのですが、普段から業務で繋がりがない人でもあいさつを心掛けているとハードルはぐっと下がります。
食事中でも話の途中で役に立ちそうな話が聞けそうなときは『すいません、メモとりたいのでもう少し深くきいてもいいですか?』 と切り出すと言われた方は嫌な気はしないはずですし、また次も誘いやすくなりますよね。
なのでポケットに入る筆記用具は必須で。スマホのメモでもいいかもしれませんが、目の前でメモしたほうが印象は大分いいと思います。

【4】人生の転機で大事にしてきた著者の生き方とは?

【4】人生の転機で大事にしてきた著者の生き方とは?

大学時代に司法試験に合格し法曹界へ就職することもできましたが、インターンでお世話になったコンサルティング会社へ入社されています。
弁護士には資格があるのでやりたくなったらやればいい、と考えられたそうです。

なにより、この人たちと一緒に仕事がしたいと思える会社だったのが一番の決め手だったそうです。
また、そうした人たちと仕事ができたのが良い経験となった、とお話しています。

先輩として20代の若い世代への仕事へのキャリアプランについて、
若いころに将来へのキャリアプランを立ててしまうことに対して以下のように話しています。

人生は何がおこるかわからないし、昔に立てたプラン通りにもし生きているとしたら
当時の世界観や価値観の中でしか今も生きられていないのはもったいない

おっしゃる通りだと思います。

【5】あとがき的なもの

【5】あとがき的なもの

この本にはこれまでの3つの原則や50のルールの他にQ&Aやコラムなども載せられています。いかに載せてみますね。

【Q&A】
・家族同然のペットが病気です、遅刻しても大丈夫でしょうか?
・メモは紙ではなくスマホでもいいのですか?
・フロアが広いのですがどこまで挨拶すればいいですか?
・感謝や労い、点数稼ぎと見られませんか?
・自分が悪くないのに叱られた時はどうしたらいいですか?
・早く帰るとやる気のない新人と思われませんか? など

【コラム】
・仕事が劇的に早くなるメモの取り方
・社内メールのうまい書き方
・行きたくない飲み会の上手な断り方 など

これらも十分に興味をそそる内容ですよね
ぜひ手に取ってみてください。

では、今回はこれで終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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ホリエモン節全快 令和の時代を生き残る人間力とは? 多動力 考察まとめ

多動力 ホリエモン 堀江貴文

突然ですが、私は毎日、踏み台昇降を最低でも1時間やってます。
今は累計100万歩という目標をかかげ、毎日少しづつですがふみふみしています。

やりながら毎週テーマを決めてYoutubeの動画を見ながら勉強しています。
今日はそんな中勉強した大ベストセラー 堀江貴文著 多動力 についてまとめた記事をアップしました。

結論として、
この多動力は令和を主体的に生き抜いていくには圧倒的に必須のスキルでした。

その理由をこれから話していきますが、以下の項目に順序立ててお伝えします。

  • これからの時代の考察
  • 令和の時代に求められる人材とは?
  • 多動力の身に着け方
  • 成果主義よりも完了主義
  • 原液を生み出せ!

おそらく3分~5分で読んだ気になるはずです。では、スタートです。

これからの時代の考察

今後先、私たちを待ち受ける社会はどのような様相なのでしょうか?
本書でホリエモンはインターネットの普及によってこれまで各産業を住み分けていたもの、いわゆる『縦の壁』が溶けると述べています。

というか、実際にこれはもう始まっています。

どういうことかというと、インターネットの普及によりこれまでネットに繋がらなかったものが繋がるようになります。
車や家電やインテリアなんかにも、それはもう「ありとあらゆるもの」がインターネットにつながることになります。
(今騒がれている5GやIoTなどはここに大きく関連しています)

車がインターネットにつながるとどうなると思いますか?
自動運転が可能になる等は容易に想像できますよね。
あくまで一例ですが、自動運転を実現させるには地図情報が必要だったりします。

そうすると、車を作って売っていた会社はこの地図情報という分野について
トップで走り続けていたわけではありません。これまで想定すらされていなかった競合が新しい脅威となりえる時代に突入していきます。社会はより便利に、住みよい社会を追い求めるのでこれはもう偶然ではなく必然です。

例えば、GoogleMAPを擁したGoogleが自社で車を作るようになるかもしれません。近未来的に、ひょっとしたらもはや車という形ではなく、安全性能が高まったソファーでよくなるかもしれないんです。
にわかに信じられないですが、TOYOTAの競合がニトリになったりも可能性はゼロではありません。

車業界内だけで終わっていた生産から販売、その後のアフターフォローへ
他業種の参入が容易に想像できますよね?
もしくは競合ではなくビジネスパートナーとなる事も想像できます。

この現象を『縦の壁が溶ける』と表現しています。

令和の時代に求められる人材とは?

これまで、日本ではひとつの事をコツコツと長年積み上げてこそ1人前という風潮がありました。お寿司屋さんはまさにそれにあたりますよね。
ホリエモンはこうした何年も修行を積んで技術を磨くなんて時間のムダだ、
と一蹴しています。

たしかに、今の時代は調べれば大抵のことはネットで出てきます。
おいしい魚のさばき方とか、きれいなツボの作り方etc

これからの時代はひとつの事よりも一定レベルで複数のことをこなすことが出来る、そういった人間力が必ず必要になってくる、この人間力こそ多動力だと言っています。

具体的には、肩書は複数もっているといい とも言っています。
たとえそれが仮に100人に一人の肩書でも、それが3つ合わされば
1万人にひとり位の貴重な人材になれる ということです。

他業種の肩書をもっているからこそ、縦の溶けた壁をぴょんと飛び越えていける越境者となりえるのだと話しています。そういう人へのニーズは今後強まっていくのだと思います。

多動力の身に着け方

ゼロから始めるSEO

では、どうしたらこの多動力を身に着けることが出来るのか、その唯一の方法をホリエモンは端的にこう表現しています。

『猿のように没頭し、ハトのように飽きよ』

具体的には、10000時間もひとつの事に没頭すれば誰でも100人に1人の人材になれる、との事。
10000時間費やしたら何年かかるんだよ、というツッコミはとりあえず横へ置いておいてください。

とても重要なのは、この『没頭する』ということです。
何事も手広く手当たり次第に、とにかくチャレンジしてすぐハトのように飽きるのは多動力とは言えません。そこに没頭がなければ多動力はレベルアップしません。

経験の浅い肩書を手に入れたとしても 5人に1人くらいのものであれば
3つ掛け合わせてもせいぜい100人に1人レベル止まりです。
しかもそのようなフワフワとした経験などすぐに追い抜かれ、埋没してしまうことでしょう。

それをやるのが何より楽しい!と自分を高めて結果を出したら次へ
これを複数こなしていくのが大事なのだと言っています。

成果主義よりも完了主義

何事も終わらせていくこと、目の前にあるワークはどんどん終わらせていく。成果主義より完了主義を重視せよ、ということも話しています。
例えばですが、5年もの間、練りに練ってとあるイベントを成功させたとします。

一方、毎年イベントを実施しその失敗体験、成功体験を積み重ねた方が
同じ5年後に行われるイベントは天と地ほどの差が生まれているはず、との事です。たしかにこれは納得できますよね。

多動力を発揮するためには24時間を自分の事だけにフル活用することがコツ、との事で経理清算を自分でするサラリーマンは出世しない、とも言っています。

ちょっと言葉が悪いですけど、要は「ワクワクしないこと」に
自分の時間を使うのは24時間しかない我々にとってあまりに非効率的だと
いうことです。

人に任せられることはどんどん人に任せて、その空いた時間は
自分が没頭できることに費やすべき ということですね。

新幹線で移動中、前の座席の人にシートを倒していいかを尋ねられ
自分の時間を奪うな!ってガチ切れしたこともあるとかないとか
まぁ、ありえそうな気はします。

原液を生み出せ!

あるべき姿として、ホリエモンは「原液をつくる側」になれ、とも言っています。世の中にはこの、ごく少数の「原液をつくる側」の人とそれを広める「原液を薄める側」の人がいる、と主張しているのです。

言い換えれば、ゼロから1を生み出せるような人間こそがこれからの時代を引っ張っていける人間だと言っています。

何かと何かを掛け合わせこれまでになかった何かを生み出す、その発想やインスピレーションは多動力によって多くのことに没頭した人により備わる可能性が高いのです。

以上、多動力の解説動画をいくつか見て有益だったものを
纏めた考察になります。

これからの時代に多動力は必要だと思えますよね
さすがベストセラーであるだけはあります。

あとがき的なもの

ゼロから始めるSEO

今回、勉強してみてその内容に深い感銘をうけたのはもちろんですが、私が一番驚いたことがあります。それは

え?執筆してないの?
一文字も!?

でした。実はこの多動力という書籍こそホリエモンの多動力を総動員し書かれています。実は、1文字も執筆していないそうです。
何時間ものインタビューを編集者の箕輪さんがライターさんへ執筆依頼をし
この形にして世に送り出したそうですよ。

やっぱり多動力ってすげぇ

幻冬舎の編集者、箕輪さんもこの1冊を世に送り出すことで
神編集者の仲間入りとなりました。
箕輪さんの書籍 「死ぬこと以外かすり傷」私も読みましたけど
インスピレーションを与えられた、とても有意義な一冊でしたよ。

多動力を世に送り出した後に執筆したのがこの『死ぬこと以外かすり傷』です。堀江イズムを全て吸収した箕輪さんの最高傑作、面白くないワケないですよねAmazonのレビューでも★★★★☆ です。

死ぬこと以外かすり傷 箕輪厚介

では、また☆

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