世界中の天才たちの目論見から脱却せよ 時間術大全 レビュー

書籍レビュー

今回の踏み台昇降をやりながらの勉強した動画は『時間術大全』です。
この記事では数々の要約動画を見て学んだことのアウトプットになります。

アップされている動画は投稿時のものは全て見ていると思いますので、意味のあるものになっていると思います。

時間術というとどのような事を考えますか?一般的なこういう題材の本というのは
・効率よくやろう
・集中してやろう
・生産性を高めよう

などよく見かけるところなのですが、この本はまるで違います。

効率よくやれば成果が上がるよ、という様な
『どこにでも書いてあるような内容』ではありませんでした。

結果として、良い意味で期待が裏切られ、楽しく学ばせていただきました。

結論として本書は時間術といいながらも人生そのものを変えうる本です。

人生論、幸福論、そういったエッセンスがぎっしり濃縮された本です。GoogleとYoutubeというとんでもないフィールドで結果を残してきたという著者のお二人も、自ら本書の内容を実践してその後の人生を大きく変えています(後述)

本稿では以下の5つ+αに焦点を絞って要約動画で学んだことをお伝えしていきます。
~今日の目次~
1.忙しい理由と2つの要因
2.MAKE TIME その1『ハイライト』
3.MAKE TIME その2『レーザー』
4.MAKE TIME その3『チャージ』
5.MAKE TIME その4『チューニング』
6.あとがき的なもの
では、さっそく見てみましょう♪

1.忙しい理由と2つの要因

忙しい、時間が足りない とよく口にしている人も多いと思います。では人はなんで忙しいのか?改めて考えてみてこの質問に明確に答えられる方はいらっしゃいますか?

この本ではその理由を『情報があり余りすぎているから』と述べています。
ん?なんとなくそれっぽいこと言ってるけど、どういうことなの?ってなりますよね。

言い換えれば、スマートホンから得られる情報があまりに多く無意識のうちに私たちはスマートホンを眺めてしまっています。その時間は平均でなんと約4時間。

一日のうちに80回はロックを解除して2617回も触っているそうです。

現代を生きる私たちは無意識にスマートホンに時間を奪われている、ということを認識しないといけないんです。

気が付いたらYoutubeやTwitterを意味もなく1時間眺めてた、なんて事もよくあることですよね。でもこれって、よく考えたら怖くないですか?

なぜこのような事が起こってしまうのか、しかも無意識に。

これはもはや、個人の努力でどうにかなる問題ではないと話しています。ではなぜ個人の努力ではどうにもならないのか、現代人を苦しめている多忙さの元凶は以下の2つにあります。

・多忙中毒
・無限の泉

順にどういうことなのか見ていきます。

多忙さの原因その1 『多忙中毒』
現代社会において、忙しいのを良しとする社会の風潮が間違いなくあると語られています。

例えば、私たちはビジネスの場でメールが500件溜まってたら目の前のことを処理しなきゃと行動します。

今すぐ必要なものばかりなのかと聞かれたら、実はそうでもないという場合も多くないでしょうか。

効率よくこれまでの半分の時間で処理出来るようになったとしても、また次から次へやることを探してしまったり、早く終わらせたらまた別の作業が暇なく舞い込んできたり。

こういった絶えず働き続けている状態が1種の美学のように語られることも珍しくありません。この状態はまさに多忙中毒といえます。

多忙さの原因その2『無限の泉』まず何より、スマホには誘惑がありすぎます。
YoutubeやNetflixなど見終わったら次のおすすめ、更に次のおすすめと際限なく誘惑されてしまいます。

便利なテクノロジーを享受している裏で巧妙に仕組まれたビジネス形態があります。というのも、スマートホンで利益を得ている業態の多くは広告収入で成り立っていることをご存じでしょうか?

彼らは、私たちの時間をより奪うにはどうするか、を常に考えて新しいアプリをリリースしているんです。

世界中の天才たちが、私たちの時間を奪うこと、広告を見てもらえることに必死になっているんです。

悲しいですが、なかなか抗うのは難しいようです。

本書のメイントピック 『4つの柱』多忙中毒と無限の泉、この2つから解放されることではじめて、私たちは自由な時間を手に入れられる、と本書は述べています。

この話をもともと時間を奪う側であったGoogleやyoutubeに勤めていた天才達がいうのだから信憑性ありますよね。

この本の原題は MAKE TIME です。どのように時間を作り上げていくのか、さらに言えば自分が真に望む人生を送るためのエッセンスが87個紹介されています。

これからはメイントピックとして以下の4つの柱を軸にそれぞれ解説していきます。
・ハイライト
・レーザー
・チャージ
・チューニング

これらの関係性は以下の図で表されます。

MAKE TIME


ちょっと意味分からないでしょうけどこれからの話で納得頂けると思います。

MAKE TIME その1 『ハイライト』

MAKE TIME

目的はその日取り組む最重要項目を朝の内に決めておくこと、です。
ハイライトとは、本でも大事なところをアンダーラインを引いたり、蛍光マーカーで注意を引いたりすることと同じ意味です。

1日のはじまりはその日取り組む最重要項目を決めることから始まります。
すべての工程はこのハイライトを行うことで意味があります。
例えば資格取得の勉強で合ったり趣味の読書で合ったり、筋トレだったり何でもいいんです。

本書では以下の3つ基準でハイライト、最優先事項を決めるのがいいと言っています。
[緊急性]
急いで取りかからないといけない問題

[満足感]
取り組むことによって満足感を得られる取組

[喜び]
取り組むことによって喜びを見出せる取組

さらに、ハイライトを決めるときのポイントとして2つをあげています。

・あまり悩まずに直感で決めて良い
・60〜90分程度の時間で終わらせることかできる

この直感で決める、というところを特に強調しています。

今日のハイライトを決めたらいつそれをやるかスケジュールに組み込んでおきましょう。

その時間帯だけは何があってもハイライトとして決めたことを取り組む時間にする、という強い意思が必要です。

時にはミーティングや友人達との会食も断らないといけないかもしれません。
あなたの人生においてそれをするだけの価値はある、と述べています。

MAKE TIME その2 『レーザー』

MAKE TIME

目的は決めたハイライトで決めた活動をレーザー光線のように一点に超集中して没頭するということです。

ですが、これが実は難しいんです。注意力や集中力を奪ってしまう人間の『3つ習性』がそれを難しくしています。

太古の昔、狩猟をして生活していた時代からの生活の中で脳に刻み込まれた習性があります。その習性は今を生きる私たちにも残っています。

現代のテクノロジーでその習性を巧みに利用することで注意を削ぐ、時間を私たちから奪うことを可能にしているんです。

では3つの習性とは以下になります。

1.至る所に注意を向ける習性
2.予測できない見返りを喜んでしまう習性
3.ゴシップを好み社会的地位を求める習性

1.至る所に注意を向ける習性活きるか死ぬかという長いサバイバル生活の中で、獰猛な肉食動物、自然災害など今よりも古代人たちは危険と隣合せでした。生き抜くためにこの習性を身に着けたと言えます。

現代でどのように活かされているかというと、スマホのアプリなど通知がポンポンあがると本能的に気にしてしまいますよね。

2.予測できない見返りを喜んでしまう習性何日も獲物がとれずに空腹で苦しんだ人類は、いつか獲物をゲットできると希望を捨てずに生きてきました。

その結果意図しない獲物をゲットできた時、脳内の神経回路では快楽をつかさどるドーパミンがドバドバと分泌されるようになりました。

この習性を巧みに利用したのがTwitterなどの いいね です。

意図せずに朝起きたらたくさん いいね が付いていたりすると無性に嬉しくなるのはこの習性を利用したものです。

さらにやっかいなことに通知音が聞こえただけでこのドーパミンが分泌されてしまうのも本能的に抗えないので問題です。

3.ゴシップを好み社会的地位を求める習性
敵から身を守るためにコミュティを形成し、その中での地位を高めようと太古の人類もやっていました。そのコミニュテイの中で生き抜くため社会的地位を求め続けたのです。

SNS上で毎日のようにゴシップがバズるのも、フォロワー数やいいねなど気になったりインスタで少しでも見栄えよくしようと飾ったり、気になり始めたらもう抗う事は不可能とさえ思えます。

天才たちの叡智の結集こうしたもはや本能とでもいうべき習性を利用しようとした、天才たちの叡智の結集、それがスマホです。この魔力から逃れることなど出来るのでしょうか?

努力や根性でどうにかなる問題ではないので精神的なアプローチは無駄だからやめておけ、と著者は言っています。

唯一の方法は、DQ3でラスボスの大魔王ゾーマ相手にひかりのたまを使った時のように、魔力を出来る限り無効化することが何より大事で効果的だと話しています。

MAKE TIME

無効化させる具体的な方法どのように無効化するのでしょうか、具体的な手法は以下の通りです。
・通知は全てOFFにする
・SNS、ゲームアプリは全てアンインストール
・Gメールなどのメールアプリも都度ログアウトする
・どうしても必要なアプリはロック解除後すぐに見れないように遠くのページへ移動させる
・ホーム画面を空っぽにする
・朝のアプリ巡回をやめる
・ニュースは放置する 1週間にまとめて確認すればOK
・テレビとお別れする テレビを部屋の隅においやる、カバーをかけておく

どれも厳しいかもしれないですが、無理だと思うほど依存度がやばいレベルに達していると思われます。全部やるのは厳しくとも少しづつでも良いのでまずはやってみることが大切です。

とりあえずこれで24時間過ごしてみることを強くお勧めしています。

アプリのアンインストールは再インストールすればいいのだからとりあえず試してみろと話しています。

こうすることで限りなくスマホの魔力をゼロにすることが出来、集中したいハイライトに一点集中できるようになります。

20200516

MAKE TIME その3『チャージ』

MAKE TIME

集中すると疲れます。
その疲れを癒しエネルギー補給を行うことで明日への活力を養います。

ここで以外だったのは、最新のテクノロジーからではなく古代の人類の生活から学ぶということです。

ホモサピエンスが誕生してから農耕を始めるまでおよそ20万年かかったと言われています。それまでの長い長い期間を狩猟採集で生き抜いてきた人類の習慣をまねることにこそ、真意があるそうです。

スマートホンにスマートウオッチにスマートスピーカー、どんなにスマートに生活を着飾ってみても人間としての本質は古代人から何も変わっていないと断言しています。

では、過去の人類の生活から現代の暮らしの中に取り入れるべきエッセンスはどこにあるのでしょう?

主に以下の3つの柱にフォーカスをあててみます。
・毎日運動するべし
・食事は必要最小限にすべし
・質の良い睡眠を得るべし

毎日運動するべし続けられることが何より大事。ウォーキングでOKです。

ハーバード大学の研究ではウォーキングは脳の面積を大きくし、心臓病やガンを患うリスクすら低下させ血圧にも良く作用することが知られています。

朝一番のウォーキングにハイライトをもってくると最強ですよね。

食事は必要最小限にすべし古代人の食生活に近づけることが大事です。加工食品ではなく、魚、肉、野菜やナッツなどのリアルフードを食べると良いそうです。

さらに集中力を維持、ここぞの時に力を最大限発揮するにはプチ断食がおすすめです。
間食をしない、朝食は抜いておくなどで良いです。
十分すぎる栄養が届かないため、脳は最大限の働きをします。

質の良い睡眠を得るべしカフェインは摂取後6時間は体内に残ります。カフェインの摂取について最も効果的な摂取時間は 9:30から10:30 と 13:30から14:30 で摂取だそうです。

残ったカフェインは質の良い睡眠の妨げになりますので夜になってからの摂取は避けましょう。

MAKE TIME その4 『チューニング』

MAKE TIME

いよいよ最後のフェーズです。
ここでは寝る前の10分間を使って1日の振り返りをする時間を持ちます。

ビジネスの場でPDCAサイクルを回すとよく言いますが、同じことをこのMAKE TIMEでもやるのだそうです。

具体的にはメモを取りながら進めていきます。
今日のハイライトは何を選んだのか、集中度合いは点数をつけるなら何点だろうか、その理由はどんなことだろうか?

チャージで気を付けたことはどんなことで点数は何点だろうか、その理由はどんなことが挙げられるだろうか?

ということをメモに残します。そこでメモの最後にあることを書くことが何より大事だと言っています。
それは、今日一日で感謝できることは何があったか、を書き残しておくことです。

一日の終わりを感謝で締めくくる、この習慣がまた明日も活力もって立ち向かっていける力になると言っています。

あとがき的なもの

著者のお二人もこの時間術を実践し、仕事で成果を残し未来の地位も約束され輝かしい経歴を手に入れました。

ですがお二人ともそれを捨てそれぞれ本当に進みたい道へ、やりたいことを最大限楽しむという選択をされています。

Google出身のJAKE KNAPP氏は今では執筆家、作家として活躍されています。
Youtube出身のJOHN ZERATSKY氏は仕事をすることを辞め、奥様と趣味のセーリングで世界中を旅しているそうです。

この本の原題は『MAKE TIME』です。

述べられているのはただの時間作りの小手先のテクニックではなく、本当にやりたいこと、幸福と思えることにどうやって集中して取り組むか、その本質はきっと自分で自分が輝ける時間を作ろう、ということです。

きっとそうした取り組みは人生において大きな意味を持つことになるはずです。

本稿で取り扱っていない手法がまだまだたくさんあります。
最後のステージ、チューニングで利用できるメモのテンプレートなども取り扱っています。

テクノロジーの力を使って私たちの時間を奪い続ける天才たちに抗いたい方、人生の時間限られています。

自分が本当にやりたいことにフォーカスを当てたい方はぜひ本書を手に取ってみて下さい。

以上で終わります。
最後までご覧いただきありがとうございまし

人気記事本は『読む』から『聞く』時代へ! Audible(オーディブル) なら『1冊無料』で始められます