成功と幸せを手に入れる法則『幸福優位7つの法則』深堀りレビュー

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このブログのコンセプトは
『いつもの日常に一瞬でもポジティブを』です。

人生楽しんだもの勝ち、ということで
ポジティブを少しでも提供出来たらうれしいです。

今日は今週の勉強対象としてきた
幸福優位7つの法則 についてのレビュー記事
をお届けします。

誰しも成功したい、幸せになりたいと
願わない人はいないと思います。
本書は具体的にどうしたらいいの?
にアプローチする名著
でした。

今回のレビューは以下の目次で進めていきます。
1.成功したから幸せになるという幻想
2.幸福優位7つの法則
3.幸福優位性
4.心のレバレッジ化
5.20秒ルール
6.あとがき的なもの

では、進めていきましょう♪

1.成功したから幸せになるという幻想

生まれたころから親御さんの期待を一身に受け
あらゆる時代で上位1%に入ってきた、
そういうエリート中のエリートが集う場所。
ハーバード大というのはそういうところです。

その学生たちを観察して、とあることに
著者のショーン・エイカー教授は気が付きました。

彼らはこれまでの人生において数多くの
成功を収めてきた結果、この場にいるけど
その学生の多くは精神的にも幸福とは程遠い
それはなぜなんだろうか?

この疑問を解消すべく14年間にも及ぶ研究を経て、
『幸福優位7つの法則』を完成させ
世に送りだすことになります。

これまでのビジネス本やマインドセット本などは
幸福というものの概念は書かれていたものの、
具体的な行動にまで落とし込めていなく
『言いたいことはわかったけど
 結局のところ何をしたらいいの?』
という問いを読者に与えていただけのものが
大半を占めていました。

この本の素晴らしいところはその
『何をしたらいいの?』
という問いに具体的に答えているところです。

話は戻りますが、皆さんはどう思いますか?
世界でもトップを誇るハーバード大学の学生達は
そこに入れただけで十分成功し、将来も約束された
と世間一般的には思われますが、何が彼らから
幸福感を奪うのでしょう?

エイカー教授の答えはつぎの通りでした。
これまで上位1%の枠にずっと収まってきた、
これまで負けたことがなかった学生たちが
集まった場所がハーバード大学です。
そうするともっとも当たり前なことなのですが
半分の学生の成績は平均以下となってしまいます。

落ちこぼれたことがこれまでなかった訳ですから
どうしたらいいのかわからず、ストレスに悩まされ
コミュニケーションに疑心暗鬼になり
結果として幸福とは程遠い状態になってしまう
というものでした。

これは意外な落とし穴ですよね。
ひょっとしたら、成功したら幸せになれる
というのは幻想だったのではないか?

この問いに対する結果として、数々の研究を
繰り返し導き出された法則は

幸福だから成功する

というものです。従来まで一般的であった
幸せになりたければ努力し成功しろという
常識を根底からひっくり返すものでした。

『幸福でいる=ポジティブでいる』 このことが
脳のポテンシャルを最大限に引き出すことになり
成功することを同時に引き寄せるということです。

成功することよりも幸福が先、このことを
「ハピネスアドバンテージ」
ショーン・エイカー教授は名付けています。

2.幸福優位7つの法則

では、本書で語られる7つの法則
を見ていきましょう。

1.幸福優位性
2.心のレバレッジ化
3.テトリス効果
4.再起力
5.ゾロ・サークル
6.20秒ルール
7.ソーシャルへの投資

以下に概要を載せていきます。さらに
1.幸福優位性
2.心のレバレッジ化
6.20秒ルール

については、後程より詳細に触れていきます。

1.幸福優位性

人間の脳は
ポジティブでいるときに最も力を発揮する
ことが研究の結果わかっています。
どういう行動をするとポジティブを引き寄せるのか
主に7つを挙げています
(後ほど詳しくお話します)

2.心のレバレッジ化

幸せと成功をもたらすには、『心の持ちよう』で
あることが多いです。レバレッジを利用する
というのは「てこの原理を利用する」という
ことです。
心の持ちようで「てこの支点」を調整することが
できるようになります。
(後程詳しく説明します)

3.テトリス効果

脳を再訓練して、ポジティブになれるパターン
自分なりに作ることによりどんな状況からも
チャンスを見いだせるようになります。

テトリスをプレイしたことがある方は分かると
思いますが、4列同時に消す戦法を誰しも
狙いますよね。とすると、自分なりのパターンを
無意識に繰り返していませんか?

例えば1番左は縦棒のために空けておくなどです。
テトリスに没頭するようになると、目にするものが
ブロックに見えてきたりするようにすらなります。

パターンを脳に焼き付けることによって
無意識に探そうとしてくれるようになるのが
このテトリス効果です。

言い換えればポジティブを探すことを脳に
刻みこみ、パターンとして覚えさせることで
無意識にポジティブなことを探すようになる
ということです。

4.再起力

挫折や苦労の経験こそがより幸せになる道を
見出す材料になります。
良い経験でもそうでないものも『どう捉えるか』
重要で、不利益をこうむったとしても
そこから何が得られるのか、に注目することで
次への活力を生み出します。

こうした経験に対処するための思考を意識して
行うことで、脳はネガティがブな物事を
ポジティブへ変換していく
ことが出来ます。

5.ゾロ・サークル

途方もないところをゴールに設定してしまうと
そこへたどり着く前に人は諦めてしまいがちです。

達成可能な小さなゴールを積み重ねていくことが
結果として大きな成功を手にしていくことになります。

小さな成功体験を積み重ねることによって
気が付いたら大きな結果を出している、という
ことも珍しくありません。

自分のコントロールできること(サークル)に
まずは注力していきます。
可能であればそのサークルを拡大させていき、
大きな結果を果たせるようになります。

6.20秒ルール

良い習慣と悪い習慣をコントロールすることで
自分が望む習慣を手に入れることが出来ます。
コントロール身に着けるコツは
20秒を意識することです。
(後ほど詳しくお話します)

7.ソーシャルへの投資

サウスウェスト航空、ドミノ・ピザ、
ザ・リミテッドなどの企業は、人間関係への投資、
つまり健康を害したり経済面の窮地に陥ったりした
同僚のために設けたプログラムがあります。
『社員が寄付することのできるプログラム』です。

その結果、それに関わった社員たちは互いに
強い絆を覚え、会社への愛着も深まったそうです。

社員たちのこういう気持ちはやがて、欠勤率や
離職率を下げモチベーションや情熱を向上させる
など、結果的に実質的な利益となって
会社に戻ってくる事につながります。

自分への投資をするよりも
身の回りの人へ投資することで
幸福感が増すと言われています。
人とのコミュニティ、ネットワークを

大切にすることでそれを推進力
することが出来ます。

これまで、
7つの法則についてお話ししてきました。
これからはこの中から3つに絞ってより
深堀りしていきます。

3.幸福優位性

ポジティブであるときに、脳は
最良の働きをすることが分かってきました。
そのポジティブを引き寄せるには
以下の7つの事を意識すると良いでしょう。

瞑想する

1日5分だけで良いので姿勢よく座り、呼吸に
意識を集中して心を落ち着かせます。

これをするだけでストレスが軽減していきます。
瞑想については詳しい記事を書きたいと
思っています。

なにかを楽しみにする

週末のデートや飲み会、給料日など
なんでも構いません。あなたが楽しみにすることを
頭に思い浮かべるだけでエンドルフィンという
脳内物質が27%も上昇することがわかっています。

このエンドルフィンは幸せな気持ちをもたらす
脳内物質です。

意識して人に親切にする

誰に対しても親切にされると嬉しいですよね。
最近の研究では、誰かに対して自分は主体的に
親切にしたというこの行為が心の幸福度を
高めることが分かっています。

親切にされた方はもちろん、した方も
幸福度があがるのは良いことづくめ
ですね。

環境を整える

ポジティブでいられやすい環境にすること、
言い換えればネガティブを引き起こしそうなものは
遠ざける
ことが大事です。

具体的には、
テレビから流れてくるのはネガティブな感情を
引き起こすものも多いですよね。
人を傷つけたニュースなども多いです。

利用する時間を制限するなどでネガティブなものは
遠ざけていくとポジティブになりやすい、
良い環境になります。

運動する

このブログでも良く取り上げていますが、運動は
最高の脳トレであり、ストレス軽減に働きかけ
モチベーションもアップさせます。

踏み台昇降がおすすめではありますが、
ウォーキングやランニング、筋トレなど
どの運動でも習慣化することにより
ポジティブ効果は持続されやすくなります。

お金を使う

自分へ投資することも大事ですが、
一番ポジティブ脳にするお金の使い方は
人のために使うことだと言われています。

食事をごちそうしたり、プレゼントを渡したり
などです。こうすることで得られる幸福度が
高まる
ことが分かっています。
上記の『人に親切にする』に通じるものが
ありますよね。

自分の強みを発揮する

自分の得意なことをやることで、
脳はポジティブ状態になります。
ランニングを続けているのであればランニングを
人と話すことが得意であるのなら
何かを教える活動をしてみる などです。

得意なことを意識して行うことで
ポジティブ脳になっていくことが出来る

本書では書かれています。

4.心のレバレッジ化

ポジティブなマインドセットを心がけることで
目の前に起きている現象の捉え方は変わります。

例えば、『夜中に車で走っていたら
渋滞に巻き込まれた』
とします。

ネガティブ脳でこの現象を捉えると
『こんな夜中に工事なんてするなよ!』
のようになりますが、ポジティブ脳であれば
『みんなが寝ている時間も働いて整備してくれる
人がいるから安全に走れるんだな』
という具合です。

また、マインドセットを仕事の捉え方という観点
で見ると働く人のモチベーションを
3つに分けることが出来ると述べており、
「勤め」
「専門職」
「天から与えられた使命」
という3種類に分けられます。

毎日の仕事に対してどのマインドで働いているのか
これを知ることがとても大事になります。
マインドセットは仕事の成果に多大な影響を
及ぼすからです。

自分の仕事を
『勤め』だという人は仕事は単に作業であり
給料のために働いているだけです。

『専門職』と考える人は、技能を高めてさらに
成功したいと考えています。
仕事に時間やエネルギーを投じ、良い仕事を
したいと考えます。

『天から与えられた使命』と思える人は、
仕事そのものが目標となりえます。
仕事にやりがいを感じ、良く働き
良い成果を上げられるら傾向が強いです。

ただ単に仕事を8時間こなして帰宅する
ということではなく、少しでも楽しみや
喜び、自分の存在意義を見出すこと
によって仕事に対するマインドは変わって
いきます。

仕事を変えることもひとつの手段には
なりえますが、まず自分が置かれている
環境でどこまで仕事に対して向き合っているのか

これを意識するのも良いかもしれません。

5.20秒ルール

心理学者のウィリアムジェームズは
『人間は単なる習慣の塊にすぎない』とまで
言っています。

習慣をコントロールすることが出来れば
1日はもっとより良くにも悪くすることも
出来る
ということです。

20秒を意識するだけで、この習慣は変えられると
著者は述べています。

身に着けたい習慣は20秒以内に始められるように
環境を整えることが重要ということです。

具体的には、例えば朝ランニングをする習慣を
身に着けたいのであれば、ウェアーは着て眠る、
ギターの練習をする習慣を身に着けたいのであれば
ケースから出してリビングの真ん中に
置くようにする、などです。

逆に、手放してしまいたい習慣であれば、
それを始めるまでに20秒以上かかる
ように
環境を変えると良いです。

テレビを見すぎてしまうのであればリモコンを
遠いところに置く。

スマホでYoutubeを延々と見てしまう、という
ことであればアプリをトップではなく
ログアウトしてさらに何回もスクロールしないと
いけない場所においやる

といった具合です。

ここでとても重要なのは、
人間の意志の力など充てにならない
ということを認識するべきということです。

環境そのものをコントロールすることで望む習慣
を身に着けることが出来るようになります。

6.あとがき的なもの

ポジティブな脳はネガティブな脳や
ストレス下の脳よりもずっとよく機能します。

ポジティブな状態の脳はネガティブな状態の脳より
31%も生産性が高くなることが分かっており
知能が上がり、創造性が高まり活力が増大します。

さらに現状へのポジティブさの度合いを
引き上げられればその人の脳は
「幸福優位性」を発揮し始めます。

目にする多くのものはネガティブで溢れています。
ニュースの多くは殺人や汚職、病気や自然災害と
いったものが多いですし、そのために私たちの脳は
『現実はネガティブなものばかり』だと
意識せずに思ってしまいがちです。

ここで大事なのは必ずしも現実が私たちを
作るのではなく、私たちが暮らしている現実は
『脳が世界を見るレンズによって作られている』
ということです。

そのレンズさえ変えることが出来れば、
自分の幸福感の度合いを変えられるばかりではなく
あらゆる学習や仕事の結果を変えることも
可能になります。

著者のショーンエイカー教授が話す、
このレンズを変える具体的な方法は
感謝できることを毎日3つ書くというのを
21日続けること

です。これはテトリス効果で触れた考え方です。
この活動を終えるころには、自然と意識せずに
目にする世界にポジティブなものを
見つけようとするパターンが身に付きます。

この2分半で出来ることを21日続けるだけで
脳の回路を書き換えてより楽観的で
より成功するように脳が働くようになります。

個人的に強くおすすめするのは、
先日学んだ「ゼロ秒思考」のメモ書きに
この感謝できることをテーマに
毎日書き出してみることです。

思考力も高まり、同時にポジティブ脳を手に入れる
ことができるとすれば最高ですよね。

現状に対してポジティブになることが出来れば
脳はより熱心に早く知的に働き
その結果としてより成功するようになるのです。

ボリューム多めでレビュー記事を書きましたが
ここで語られていない研究結果やエピソードも
もちろんたっくさんあります。
ぜひ本書も手に取ってより理解を深めて下さい。

では、今回も長くなってしまいました。
最後までご覧いただいて本当に
ありがとうございます。

別の記事でお会いしましょう、またね☆ミ

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