私が踏み台昇降を始めるまでのお話 Vol.5

踏み台昇降の記録

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退院前日

2020年3月1日
明日はいよいよ退院。この頃になると体調も
異変を感じる前の状態にほぼ戻ってます。

強いて言えば、右足先の違和感。
2月18日、ジムでランニングしていた際
一番初めに感じたのはこの右足先でした。

その後は右半身の慢性的な痺れまで
進行したのですが、退院時にはそれも
気にならなくなりました。

結果的に、1番初めに感じた所がやっぱり
1番根が深いということなのかも
しれないですね。

どちらにせよ、当初よりもだいぶ
弱まってはいますけど、ほんの少しですが
動かしづらく気にならないと言えば
嘘になります。

今1番気になることというと
身体の異変よりも、どちらかというと
やはり体力ですよね。
こっちの方が心配です。

この病院へ入院した経緯としましては
職場から直接ここの病院へ来たので
お家に帰れるのかすら未知数です。

初めてここの病院へ来た後に、着替えや
PCやら持ってきてもらっているので
荷物も増えてるんです。

それはさておき、朝7時からせっせと
最後の作品となるくす玉作りです。
一番お世話になった病棟へプレゼントします。

30個同じものを折って、組み合わせていきます。
何を作ってるのか看護師さんに聞かれますけど
『ないしょ!』
とせっせと同じことの繰り返しです。


お昼ごはんを食べ、ずっと折っていたので
ちょっと疲れました。

気分転換に病院の外へ初めて出てみました。
みなと赤十字病院は文字通り
港に併設されていますので海鳥?が
沢山空を舞っています。


外の空気を吸うのも、日の光を浴びるのも
約10日振りです。

1時間ほどそのままウォーキングをして体力が
思ったより衰えていないことを確認でき、
ほっと一安心しました。

たぶん、ちゃんと帰れそうです。
同時に使ってない筋肉も沢山ありそう、と
いうのもわかりました。
これは当たり前ですかね。

退院したらスポーツジムでヨガでもしたいです。
いまの身体にすごい染みそう。

病室へ戻ってまたせっせと折ること2時間、
ついに30個全部折れました。

それから2時間かけてのりを使って整えながら
組み上げていきます。

出来上がったのは16時くらいかな?
朝7時からやってたので、トータルで
9時間くらいかかりましたね。

出来上がりはこんな感じです。
隙間が空いているくす玉を作ったのは
初めてでしたが難易度がハンパないですね。
自重でツプれるし。

思っていた出来栄えにはならなかったですけど
入院中の折り紙生活で1番がんばったから
良しとします。

最後の作品を作り終え、達成感いっぱいでしたが
おなかはペコペコです。
明日は朝食しか食べないので、夕食は
今日で最後になります。

ハンバーグとジャーマンポテトおいしかったな。。。

食後も院内をウォーキング。明日持って帰る
バックをたすき掛けにして
フロアを何週もぐるぐるしました。

途中、お母さんのお見舞いなのかな?面会に
来てたお子さん2人に余ってた折り紙で
ユニコーンとダリアを折ってプレゼントも
しましたね。

家と職場にも退院の連絡を入れて
私もあちらもほっとひと安心です。
この日は結構疲れていたのですぐ寝れました。

いよいよ退院

3月2日
そしてこの日はいよいよ退院です。
最後にMRIを撮るとのことで、それが終わり次第
退院手続きです。

朝の点滴を終えて、ついに左腕の点滴管を
外す時が。めっちゃ感慨深いです。

朝食時、これがこの入院生活の最後の食事です。
献立の紙に入院してからの感謝を
たくさん綴りました。

これで最後と思うと感慨深いです。
本当に毎食おいしく頂きました。
ありがとうございました。

たびたび病院食はマズい って聞きますけど
私からしたらまったくそんなことはなく、
マズいと言っている方々はたぶん気持ちが
沈んでいるときに食べたら
『何でもおいしく食べれない説』
あるんじゃないかとこの入院生活で思ってます。

朝のうちにリハビリセンターの先生のとこや
小児病棟へもあいさつへ行ったり。

相変わらずMRIは不快でしたけど何とか
乗り越えましたよ。いやホントに不快でしたけど。
結果として入院のときに撮った時と
脳の状態は変わっていないらしいです。

他の脳細胞さんががんばってくれているのか、
折り紙が思いの外良い影響を与えたのか、
ただ単に運がいいだけなのか

分からないままです。

10日間の入院生活もこれで全て終わり。

先に精算を終えて、当番の看護師さんに
くす玉の事を話してナースステーションの邪魔に
ならないところへ付けさせてもらいました。

ありがとう、みなと赤十字病院。
初めての入院生活で不安もたくさんありました
ですが、皆さんが暖かく接して頂いたからこそ
無事に退院できました。


バスと電車を乗り継ぐこと90分。家に帰るのホントに久しぶり。
ワンコが忘れてないか心配でしたけど、
大丈夫で良かった。

こういう状態になって初めて分かることって
たくさんあると思うんですけど、今回の一件で
1番身に染みたのは
『当たり前のことなんてない』ということです。
いくら感謝しても足りない。

久しぶりに家族ともゆっくり話せましたし
お風呂にゆっくり浸かることができるのも
いつもの布団で寝れるのも

ぜんぜん、当たり前のことじゃなかった。
これが今回の入院生活を経て
身に染みた事です。

次回へつづく