[Covid-19]尾身茂氏 山中伸弥教授 コロナ対談まとめ(後編)

Covid-19

前編はこちら

こんにちは、今日は3月に行われていた件名にあるお二人の対談についてのまとめ記事を作成しました。前回のYOSHIKIと山中教授との対談同様、かなりのボリュームとなるかと思われましたので2回に分けて進めていきたいと思います。

  • 敵を知る
  • 現状を知る
  • ゴールを知る

この3つの章に分けて対談は進められていきましたが、今日は2番目の『現状を知る』および最後の『ゴールを知る』にフォーカスをあてて纏めました。

現状を知る

日本で行われているPCR検査の数は少ないのが現状、実際の感染者数はもっと多いのではないでしょうか?

私個人としては一番理想なのは自分は感染をしているのかどうか知りたい人は多いと思うが公衆衛生という観点からこれは難しいというのがひとつです。
PCRはどういう人にやるべきなのか、という指針を明確に決めておくことが大切です。

1日熱がでたらすぐPCRではなく、4~5日後も熱が下がらない場合は相談、
もしくは初日から重い症状があるなら別、高齢者もこのルールからは除外。
医療のキャパシティを超えない程度の線引きには考慮が必要。などの状況により細かなルールを精査する必要があります。

一方、自主検査キットの活用は急がれます。現在は感染した方から抗体を採取して進めているところになります。

シンガポールの対策は進んでいる、という印象をもっていますが、シンガポールでやっていることで日本が見習うべきことは何かありますか?

シンガポールはSARSの時に大きな痛手を負った経緯もあり、教訓が活かされ対策はしっかりしています。シンガポールがやっていることは日本もやっています。このウィルスとの戦いで勝つには国民の皆さんが出来ることがあります。

クラスターを早く見つけるという努力が極めて重要、これまで以上に人的リソースを投入していく必要があります。保健所の人たちが電話応対をしながらクラスターを見つける作業を請け負っているのが現状で、国はここにリソースを投入する必要があります。

感染症指定病院の問題もある、一般のクリニックも参加してもらう必要もある
懸念としてはそのクリニックでクラスターが発生する可能性もある、
今の感染防止を目指した水準のままでは危険と思われます。

コロナウイルスがここから半年から1年で免疫をもっていない中、どれくらい広がってしまうのでしょうか?

実際に報告されている数より感染者数については未知数です。今の時点ではどれほど感染が進んでいるのかはなかなか今は分からないです。ですが、限られた情報や実感では集団免疫ができるほどの感染は起こっていないと思われます。ちゃんと感染の拡大を抑制をしっかり行う必要がある。

ゴールを知る

ピークを後ろへできるだけ遅らせて低くする、同時に医療のキャパシティを超えないようにするというのが今のゴールでしょうか?

対策のゴール

北海道のケースでは早めに知事の英断で緊急事態宣言を行うことにより、ゼロにはならないにもあがり始めた曲線を下げる、落ち着かせることがある程度できました。

今回のウイルスはインフルエンザとは違いクラスターさえ抑え込めれば辿る道は大きくかえられます。ゴールとしては死亡率を減らすことでウイルスを失くすことにはならないと思います。

非常事態宣言の取り組みがどれだけ評価されるかはこれから。それ次第ではリスクの少ないところは部分的に解除も可能になることはありえる。

以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。記事投稿時は5月3日です。自粛期間がさらに伸びますが経済へのダメージが深刻です。可能な限り外出は避け、これ以上の自粛の延長とならないようにしていきたいですね。

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