私が踏み台昇降を始めるまでのお話 Vol.2

踏み台昇降の記録

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病院へ到着

2020年2月22日
夜勤で引き継ぎの際に発覚した『ちゃんと字が書けない問題』先輩社員に促され医療相談に電話してみました。
症状を話した結果、『今すぐ救急車でを呼んで病院へ行ってください』との事。

ちょっとそれは。。。。タクシーで行くのでどこの病院がやっていますか?と訪ねます。
この日は金曜日、時間は18時。普通の病院ならもう診察時間は終わっています。

案内されたのは会社から車で30分ほど離れた「横浜市立 みなと赤十字病院」です。
夜勤は私一人なので、私が病院へ行ってしまうと日勤の人は帰れないんですよね。

申し訳ない気持ちいっぱいでタクシーを呼び病院へ向かいます。
ありがたいことにタクシー代として2000円も貰いました笑

車内でちょっと面倒なことになりそうだと、妻に電話しておきます。
ちょっと前から異変が起きていたのは伝えていたので割と落ち着いて電話できたと思っています。

『たぶん脳梗塞かも 今病院へ行かせてもらってる。診察したらまた連絡するわ』
みたいな内容です。

車内で脳梗塞について調べてみると40代、確かに早いけどリスクはないわけではないみたい。それでも、

私は普段から煙草は吸わない。(口付けたことすらもない)
お酒も飲まない。(買う酒類は料理酒くらい)
ジムで運動するのも日課にしてる。

確かに昔から高脂血症の症状はあるけれど、もっと生活に気を付けていない人はたくさんいそうなのにな、と考えてました。

19時くらいかな病院へ到着しました。救急受付で問診票を記入するんですけど本当に字が書けません。
この後、大きく後悔することになります。

この時間は救急受付なので、ホントに待たされます。
医療相談の人が言ってた『救急車で行け』というのは、こういうことだったんですね。
タクシーで来れる人、自力で来れる人は(優先度が低くたぶん)後回しなんです。

目の前に家族連れが座っていました。小学生の男の子が転んだ際に手を付いた時に痛めてしまったみたいです。

痛がってずっと泣いてるんです。たぶん骨折してるんじゃないかな。。。。早く診てあげてほしいのですが、中々呼ばれません。

私は自覚症状はあるものの痛みはまったく無かったので、ただ座って呼ばれるのを待ちます。

病院なのでしょうがないですけど、スマホのアンテナが立たないのでひたすら音楽聞いてるだけでした。
イヤホン持ち出してて本当に良かったです。

1時間くらい待ったところで無事に私よりも先に男の子が呼ばれ、しばらくして出てきました。
痛み止め打ってくれたのかな?
ギプスをはめて痛みのピークは脱したみたい、良かった。

診察の始まり

男の子を見送ってしばらくして、やっと私も呼ばれました。
問診表に症状を書いていたので触診を少しして検査をしましょうとなり、担当の先生のから以下のような説明を受けます。

まずはCTで脳の中を見てみます、脳卒中など血液の塊があればこれで分かります。
もし、それでも原因がわからなければ次はMRIをやります、と案内されました。

私は生まれてこの方CTもMRIも未体験だったので不安とドキドキで胸の高鳴りはありました。
ですがそっからさらに40分程待たされて、その頃には完全に無の状態です。

その後、CTの撮影を行い結果を見ましたがやはり異常は見受けられず。
次はMRIの検査を、となりました。

私の中では『あぁ、これはやっぱり脳梗塞で確定だな』と、 このタイミングで悟ったのを覚えています。

この間も時折、会社へ現状の報告を入れていました。
日勤さんには悪いけど残業してもらうことになり申し訳なかったです。

MRIを行うにあたり、金属製のものは身に着けられないとのことでベルトとかも金属部分があるため患者衣を借りてちょっと肌寒いのを耐えることさらに1時間。

初めてのMRIでした。ご経験ある方はご存じでしょうけど、あれほど不快なものはこれまで体験したことなかったですね。

北斗の拳のジャギが着けてるお面みたいなの被せられ、頭は動かさないようにと固定され、装着させられたヘッドホンからジブリっぽい音楽は流れるんですがそれ以上に不協和音とでもいうのかな?

ノイズ音ですね、しかもけたたましいやつ。まったく聞こえないです、ジブリ。
この状況で15分堪えないといけませんでした。

これ、途中で悟ったのが『あぁ、これは無でいるのが一番いいか』ですね。

初めに閉所恐怖症を持っていないか問診表に記入するんですが、このMRIやったことで閉所恐怖症を誘発する人いるんであるまいか? って思いました。

MRIでの結果を見て、先生の言葉は
『脳梗塞です。まだお若いのにお気の毒ですが』との事でした。

『やっぱりそうですよね』と、ここは覚悟を決めていたので割とすんなり受け入れることが出来たのは自分で自分をホメてあげたいです。

写真をみると脳上部の左側に影があります。大きさは2㎝位でしたかね。
『ここは視床という部位で、左視床の脳梗塞という診断になります』

詳しく話をしていただけたのですが、ここでの会話の一番のポイントを箇条書きにします。これはとても大事な内容です。どなたにも言えることなのかもしれません。

・これから1週間ほど、症状の良し悪しの波がある
・だいたい1週間が経過すると、その波の変動が止まる
・止まったタイミングでの症状が今後の後遺症となる
・大多数の人は今よりも良い状態で止まるのは難しい
・これから死ぬまで何かしらの薬は飲むことになる

ということで、これからの1週間は私の人生において最も大事な1週間となり得るということを思いました。

また、身近な人で私のような症状の人が居たら何はなんでも今すぐ病院へ行かせてあげてください。人生で一番大事な1週間がすでに始まっている可能性が高いです。

先生が仰るには、入院しないという選択肢はない。でも、どこの病院で入院するかは考えてもらっても良いとの事。

迷ったのは入院するにしても会社から直接、ここの病院へ来たので自宅とは遠いんですよね。

自宅から近いそれなりの病院へ行くにしても明日は土曜日。
ヘタに動くよりも出来るだけ安静にしたほうが良いとの事なので、このまま入院して
再発を抑えるために原因はどこにあるのか探る
症状に合った薬は何なのかを見極めていく

ことにしました。

会社を出たのは18時過ぎでしたが、この頃の時間は23時過ぎです。
会社に電話して現状の報告をし、ありがたいことに荷物を持ってきてくれることに。家族にもLINEで症状を伝えました。

しばらくして入院するベッドを用意するとの事で処置室で横になりました。

なんか、今日はいろいろと大変なことになったなぁ
シフトに穴開けたら大変だなぁ
家族も心配するよなぁ
ワンコにも会いたいなぁ

などなど思いを巡らしていましたらいつの間にか日付も変わり
看護師さんが左腕に点滴のための管をつけて下さいました。

その時の写真が残っていたのでアップしておきます。
禍々しい何かを封じ込めた我が左腕。

その後、荷物も無事に受け取り病室へ移動して
正直なところ、かなり疲弊していたのですぐに眠りました。

次回へつづく