ゼロから始めるSEO(第6回) 戦略的なキーワード選定を身に着け最短距離を突き進む

ゼロから始めるSEO 第6回です。
これまでの5回を経て主にキーワード選定の重要性について学んできました。
今回はキーワード選定においてまとめとなる記事になります。

タイトルに戦略的という言葉をあえて入れましたが、タイトルやH2タグにはキーワードを入れよう、内部リンクは無理なく自然な流れで貼ろう、などのテクニックは言わば戦術です。

今回はいかに戦える土俵で陣を構えるかという『戦略』を研ぎ澄ます方法です。

優れた戦術は、効果的な戦略の上で最も威力を発揮します。
大事なのは戦術ではなくまず戦略ありき、です。

以下の3つの指標を念頭においてキーワード選定を進めていきましょう。そうすると無駄な記事を執筆することなく、成果を出すまでの最短距離を辿っていけると思います。

[その1]
キーワードは自作せずに実在するもの(過去に検索実績のあったもの)を選びます。


[その2]
商標キーワード、悩みキーワード、欲求充足キーワードのどれか
かつロングテールキーワードで探し、記事を執筆します。

[その3]

そのキーワードで実際に検索をかけてみて、競合サイトがどのようなものか調べます。

今回の記事は上記の理由があいまいな方へ向けて書いています。
きちんと説明が出来ない、おぼつかない方は再確認しておくことを強くお勧めします。では、順に確認していきますね。

キーワードは自作せずに実在するもの(過去に検索実績のあったもの)を選びます

キーワードを自作して記事を執筆してしまう初心者の方が一定数います。これがなぜやってはいけないことなのか、についてお話します。

ニーズそのものがないキーワードで記事を書くことは、費やす時間や熱意も意味のないものになってしまう可能性を含んでいます。

総工費が数百億円もの大金をかけてものスゴいリゾート施設を作ったとしても、太平洋のど真ん中の無人島にひっそりと建築してもお客さんの訪問は見込めませんよね。
そもそも存在すら知られないていない状況だとどうなるかは議論の余地はありません。

ワンチャン、広告をたくさん打てば認知され、現地直行の飛行機が仮に運航されたりしたらスゴいことになる可能性は否定できませんが、初心者が辿るルートとしてはかなりハードルが高いですよね。

過去に検索されたキーワードはサジェストキーワードやYahooの虫眼鏡ツールを利用することで知ることが出来ます。

>>サジェストキーワードについてはこちらの記事
>>Yahooの虫眼鏡ツールについてはこちらの記事

商標キーワード、悩みキーワード、欲求充足キーワードのどれか
かつロングテールキーワードで探し記事を執筆します。

ゼロから始めるSEO

サジェストキーワードや虫眼鏡ツールを利用して過去に検索されたキーワード群の中から上記を選んでいきます。それぞれ見ていきましょう。

商標キーワードを狙うと初心者は良いです

・購入する意図がないと、そもそもそのワードで検索しません。
・最後の一押しが必要な心理状態である場合が多いです。
・実際に使ってみたレビュー記事は信頼性があるので尚良いです。
・他の似たような競合商品との比較記事も良いです。

悩みキーワードを狙うと初心者は良いです

・インターネットとの相性が一番いいのはこの悩みキーワードです。
周りにカミングアウトしずらい様な悩みであればある程、インターネット上で情報収集や改善を見込める商品を購入しやすい傾向があります。
・同じような悩みを共有、未来をイメージさせてあげられる様な記事を書くように心がけるとユーザーの気持ちに寄り添いやすいです。
・権威性のあるデータや画像などを利用して百聞は一見に如かず、な記事が良いです。

欲求充足キーワードを狙うと初心者は良いです

・〇〇したい、〇〇みたいになりたい という欲求を満たしてあげられる記事を執筆できると良いです。
・欲求は人間の本能なので、3大欲求(食、睡眠、性)や衣食住など複数のメリットへアプローチできると成約につながりやすいです。
・欲求はなぜ生まれるのか、を深堀しますと人と自分を比べたときに欲求は生まれます。そうしたストーリー仕立てにコンテンツを構成していくことで、共感を得られやすいです。

ロングテールキーワードを狙うと初心者は良いです

・ビッグキーワードを狙っても競合が強すぎて埋もれてしまう可能性はほぼ100%です
・ロングテールキーワードを狙うことで、競合が少ない処で戦うことが出来ます
・ユーザーの検索意図が分かりやすいです(記事を書きやすい)

>>商標、悩み、欲求充足キーワードについてはこちらの記事
>>ロングテールキーワードについてはこちらの記事

キーワード候補を選んだら、実際にそのキーワードで検索してみましょう

ラーメン店を出店するにしても、人の流れがどれくらいあって近隣の競合がどのようなラーメンをどれくらいの価格で出していて、1日にどれくらいの収益が出てそうだな、というマーケティングをせずに出店はまずしないです。

よっぽど潤沢な資金があって、金持ちの道楽であれば構わないかもしれませんが。

検索結果から、SEO順位が良いサイトから一覧で出てきます。注目すべきは以下です。

[1]Yahoo知恵袋や教えてGoo などが上位に表示される場合は戦う余地あります
[2]ものすごい作りこまれたサイトばかりであるなら避けます

[1]Yahoo知恵袋や教えてGoo などが上位に表示される場合は戦う余地があります

そのキーワードは大当たり、ブルーオーシャンと言っても過言ではありません。
個人サイトがどのような内容で記事を構成しているのかを確認し、もう少しでも有益な情報を提供できるように意識して記事を執筆しましょう。

[2]ものすごい作りこまれたサイトばかりであるなら避けます

記事数が数百件、さらにとても見やすいサイトばかりが検索上位に並んでいる場合はドメインパワーが育っているサイトである可能性がとても高いです。同じ土俵で戦うのは厳しいです。

ちょっと計り知れない場合は、ウーバーサジェストを利用してみましょう。
ただ、回数制限がありますのでご注意を。(有料登録すれば回数は無制限で調べられます)

ウーバーサジェストの回数制限が残っていたら、競合サイトのパワーがどれくらいなのかを調べてみましょう。SDの背景が水色であったのならSEO上の競合難易度は低い、ということを表していますので戦う価値はあります。

>>競合調査、ウーバーサジェストの使い方はこちらの記事

以上となります。取り合えず、書きたいところ迄は一度書ききったのでまた別のジャンルの記事を書いてみたいな、と思っています。

宜しければまた、別の記事でお会いしましょう。

ゼロから始めるSEO まとめはこちらから


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