[COVID-19] YOSHIKI 山中伸弥教授 対談まとめ(2020/3/11)【前編】

Xjapan リーダー YOSHIKIが兼ねてから親交のあった山中伸弥教授をお招きし、自身のチャンネルの中でCOVID-19 に対する疑問を質問する形式で対談が行われました。
その様子が動画のYoutubeにアップされています。

1時間弱の動画になるので、大まかな内容を以下にまとめてみましたので、
ぜひご覧ください。(全2回の内の前編です)
YOSHIKIが問いを投げ(Q) 山中教授が答え(A)を伝える形式になっています。
後編は以下からどうぞ

[Q1]
コロナウイルスに対してどれだけ解明されていることがありますか?また、分からないことはどれだけあるのでしょうか?

自然災害ともいえる新しいものなのでまだ分からない事は多いです。正しく対応をしないと非常に大きな人的被害・経済被害を与えうる。
同時に被害をゼロには出来ないけども正しい対応をすれば低い水準で抑えることが出来ます。人類の対応が非常に大切な局面だと思われます。

[Q2]
このCOVID-19の脅威は100年の一度の可能性があるとビルゲイツ氏は話していますすがいかがでしょうか?

100年前のスペイン風邪の影響で何十万人が亡くなっています。
今回のコロナウイルスも可能性としてはあり得えます。
しかし100年前と比べると医学や公衆衛生、国際間の情報共有、インターネットも進歩しています。
みんなが正しく行動し協力すれば100年前よりも何十分の1に抑えることは出来ます。
油断はしてはならないが正しい慎重な行動を心掛けることが求められています。

[Q3]
どこまで気を付ければいいのか、どこまで楽観的にとらえればいいのか、今はどのあたりのラインにいるのでしょうか?

初めの内は怖がりすぎるという対応で徐々に解除していくのが望ましいです。
個人の問題ではなく世界の問題として、社会全体の問題として最初の一撃をやり過ごす時期だと思われます。

[Q4]
努力すれば感染の速度を遅くすることが出来るという解釈で間違っていないでしょうか?

世界が協力して正しい行動をすればウイルスに負けることはないと思います。

[Q5]
後々、人類とウイルスは共存する可能性はあるのでしょうか?

コロナウィルスは誰にも免疫がないので入ってきたら誰も抗うすべがありません。1年2年経過するとワクチンも出来る、対応する方法も出来ます。それまでの期間が最大のポイントであると思います。

[Q6]
ひとりひとりの行動が人類全体に影響があるという認識でいいのでしょうか?

まさにその通りですが、このウイルスは2面性のあるウイルスで若い人たちにはかかっても症状がほとんどありません。
ですが、感染に気づかず外出してしまうと誰かにうつしてしまうことがある、高齢者に対しては非常に重篤な肺炎を起こしてしまう可能性があります。
積み重なると病院がいっぱいになり十分な治療を行えない、他の病気の患者さんにも影響を与えてしまうことがあるということを理解する必要があります。

[Q7]
賛否両論寄せられていますが、イベント自粛について今は我慢しなければいけない時だと思っていますがいかがでしょうか?

非常に難しい問題ですがウイルスは待ってはくれません。科学的エビデンスを待っていてもどこにもないのです。
大げさと思われるくらいの対策を行ううちにエビデンスが出てくるので少しづつ解除していけばいい。先手先手で対応をする必要がある。
その上で明日の生活に困るたくさんの人がいる状態に急速になっている国を中心に議論はされていると思いますが、対応を一日も早く。対策を考えてからでは遅いので緊急的に行っていくべきです。

いかがでしたでしょうか? ちょうど折り返しとなります。次の記事をお待ちください。ご覧いただきありがとうございました。

後編はこちら

人気記事書評レビューまとめ
人気記事私が踏み台昇降を始めるまでのお話

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です