[COVID-19] YOSHIKI 山中伸弥教授 対談まとめ(2020/3/11)【後編】

前編はこちら

Xjapan リーダー YOSHIKIが兼ねてから親交のあった山中伸弥教授をお招きし、自身のチャンネルの中でCOVID-19 に対する疑問を質問する形式で対談が行われました。
その様子が動画のYoutubeにアップされています。

1時間弱の動画になるので、大まかな内容を以下にまとめてみましたので、
ぜひご覧ください。(全2回の内の後編です)
YOSHIKIが問いを投げ(Q) 山中教授が答え(A)を伝える形式になっています。
前編は以下からどうぞ

[Q8]
発表されている感染者数のデータはどれだけ信憑性があるものなのでしょうか?

専門家ではないので推測になるが、日本の検査数は少ないと思うが全員に行うことは不可能です。どれくらいやるべきなのか、については今後議論が必要です。

[Q9]
こういう場所は避けるべきというガイドラインはありますか?

人が集まる場所、換気の悪い場所、声を出したり激しい息遣いをする場所
3つが揃わなくても2つ揃うだけで感染の危険性は増します。急激な感染の拡大を抑える、社会のパニックを抑えることが大切になります。
何もしないというのは一番だめ、まず行動することが大切になります。批判もあることと思いますが、ただ批判をするのではなく、各組織のトップは厳しい状況で決断をしないといけない。
批判はリスペクトをもった批判をしていく姿勢が大切だと思います.

[Q10]
クラスターという言葉が出てきていますがどれだけ敏感になる必要がありますか?

インフルエンザはジワジワと広がっていくが、コロナウイルスは少し広がりがたが違うようです。例えば、5人が感染したとして4人は誰にも感染させないのですが、残りの一人が症状がなく出かけた先で何人にも感染させてしまう可能性があります。
その花火のような感染に関連した人を抑えていくことによってこのウイルスと戦うことが出来ます。

[Q11]
どれくらいの年齢の方が悪化しやすいのでしょうか?

中国のデータで一番感染数が多いのは30~50代の方です。20代以下については中国のデータでは極端に少なくなります。
致死率が高齢者はあがっていき、、80代の人は10%を超えます。
インフルエンザでなくなる方もいますがその多くはインフルエンザがきっかけとなり、別の肺炎などを発症してしまう人が大半です。
コロナウイルスはそのウイルスそのものが攻撃をします、高齢者の人にとっては本当に脅威となります。

[Q12]
今回のコロナウイルスはこれから夏に向かってインフルエンザのようになくなっていくものなのでしょうか?

WHOの発言からではあまり期待できません。常夏のシンガポールでも発生しており、感染が進んでいます。
期待することはなく対策を進めていく必要があります。

[Q13]
ウイルスと人類の戦い、これは早期に活動すれば勝てる と思っていいのでしょうか?

『勝つ』というのは以前、天然痘をこの世界から撲滅してしまうという状態です。
天然痘のように致死率が高いものであればそのような取り組みが必要になりますが、今回のウイルスは2面性があります。感染する人は確かにいますが、8割の人には症状が浅いものであることから共存していくことになるかと思います。

[Q14]
今日の段階で皆さんが出来ることは何がありますでしょうか?

感染症というと、いかに自分のことを守るのか、はもちろん大切ですがそれと同じ、それ以上にほかの人に感染させない、社会を脅威にさらさない。それが非常に大切。
みんなが我慢する。
政府はみんなの我慢にも限界があるのでその我慢に生活面、収入面の担保を行っていくことが大切になるかと思います。

動画のまとめとしましては以上となります。まだ先行き不透明ではありますが慎重に行動をしこの苦境を乗り越えていきたいですね!

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