【ビジネスで役に立つ】記憶力に関する雑学のお話

こんにちは。
お立ち寄り頂いてありがとうございます。
あなたとの出会いに心から感謝します。

このブログのコンセプトは
『いつもの日常に一瞬でもポジティブを』です。

人生楽しんだもの勝ち、ということで
ポジティブを少しでも提供出来たらうれしいです。

今日は『脳がもつ記憶の定着率』という話題
についてお話をしたいと思います。

では、スタートです。

今日のお話はビジネスの場で利用することを
想定してお話ししています。

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最近、夕べの夜ご飯はなんだったっけ?って
覚えていないことが増えてきたまさです。

今日の話題のテーマは記憶力について
ビジネスの場で利用できるようにお話したいと
思います。

例えば営業であったり、新人の研修であったり
あなたご自身も今日の話をしっかり頭の片隅に
残しておくことで今後のあらゆる活動に
活かしていってもらえると思います。

私は仕事で新人の教育をすることが多いのですが
二人の新入社員の話をしたいと思います。
大事な話になりますので、出来るだけこの二人の
ことを覚えておいてください。

ひとりめは直人さん、業界は未経験ながら
名前の通りに愚直にまっすぐ目標に向かっていける
努力型の人です。

休日は家で過ごすよりもアウトドアが好きで
社会人サッカーチームなんかにも所属しています。

そうしたことからあだ名は「インティ」です。
ナオトインティライミさんからもじったものです。

ふたりめは和樹さん
どちらかというと業界のことに詳しくて
自作PCなどもしたことがあるそうなので
私よりもぜんぜん詳しいです。
休日はゲームをして過ごすことが多いみたいです。

この二人、タイプがぜんぜん違いますけど私が
教育することになりました。

これまで、それなりの人数を教育してきたので
どこにつまづく傾向が高いのか
どういう人が学びの多い傾向があるのか、否か
どのように進めるとより学びが深く出来るのか
このような事はこれまでの経験則で
ある程度把握しているんですね。

そういったコツについてはいくつかあるんですけど
別の記事でいずれお伝えしたいと思います。

今回はあくまで『記憶』というキーワードについて
お話していきたいと思います。

教育を行う立場として相手に覚えてもらうために
絶対的に理解しておかないと行けないこと
あります。

それは、
どんなに記憶力が良くても人は覚えたことを
忘れてしまうもの
だというものです。

有名なものに『エビングハウスの忘却曲線』という
ものがあります。ご存じの方も多いと思いますが。

このような曲線になります。

・縦軸を記憶量
・横軸を時間の経過

とすると、
統計的に図のような相関関係が得られます。

教えたことも翌日には半分以上覚えていない
んです。ちょっとショックですよね。

一生懸命教えてもそのほとんどは忘れてしまいます。
これは、誰でもこのように忘れてしまうものなので
『なんで覚えていないんだ!』ではなく
『覚えていられない』ということを前提に
教育をしていく必要がある、ということです。

これは個人の技量とかそういうもので凌駕できる
ものではないのである程度の諦めは必要です。

picture

では、私たち教育側の熱意は無駄になるのか?
いいえ、そんなことはありません。

忘れることを前提にした抗い方というものが
あります。

それは、復習をまめに行うことです。
復習というのはここでは
「思い出してもらうための活動」とします。

インプット大全、アウトプット大全について以前に
学びましたが効果的なインプットとアウトプットの
比率は3:7
 インプットよりアウトプットを
増やすことでより記憶に定着することが出来ます。

記憶のメカニズムについてもう少し踏み込んで
いきますが、最初に脳にインプットした情報は
「海馬」という場所に保存されます。

この海馬は一時メモリなんですね。
2週間経過後もこの海馬に残っている情報は
「重要な情報ではない」と脳は判断をして
忘却の彼方へ捨ててしまうそうです。

大事なのは「重要な情報だ」と脳に覚えこませる
ことです。

具体的には2週間に3回以上覚えた情報を利用する
と一時メモリの海馬から永続ストレージの側頭葉
という場所へ移動されるんです。

つまりは『2週間に3回以上』復習することで
エビングハウスの忘却曲線から脱却させることが
出来ます。

復習するときには資料があったほうがより記憶が
呼び起されますよね。

この資料について、最も効果的に思い出させる
ものは『自分で書いた文章』なんですね。

マニュアルを用いて業務をする方も
多くいらっしゃると思いますが、たまに思います
よね?『このマニュアル分かりにくい!』って。

残念ながら、そのマニュアルを作った人から
すれば、その時点での『ベストに近い状態』で
出来上がったものなんですよね。

ここで、考えるべきは自分で書いた文章が一番
自分がしっくりくる
ということです。

先ほどのインプット3、アウトプット7の比率
ですが、出来るだけ教わったことを詳細に
書き残してもらう事で、復習の精度も格段に
あがるであろうことと思います。

その書き残してもらうノートにも
抑えておくべき重要なポイントがあります。

その説明を最後にする前に、
ひとつ謝らなければいけないことがあります。

実は、一番初めに伝えた新人さんの二人。
まったく存在しないんですよね。
ごめんなさい。

さらに、もう一つ質問をします。

『二人の名前、憶えていますか?』

この質問に対して、1人目の名前は
出てこないけど、二人目は和樹さん
と答える人はほぼいないと思うんですね。

脳の仕組みから想定すると、記憶に残りやすい
のは、ひとりめのナオトインティライミさん
からあだ名を授かったインティこと直人さん。

こちらの方が記憶に残っていたのでは
ないかと思います。

脳は、ストーリーを知るとより記憶に残りやすい
という性質を持っています。

単語を覚えるよりもその背景を覚えた方がより
記憶に残りやすいのです。

これを利用して、人に何かを教えるときは
たとえ話も交えるとより記憶に残りやすいです。

メモに残してもらうときも、ストーリーを一緒に
メモしてもらうと復習する際に絶大な効果

もたらします。

最後に、今日のお話のまとめです。

・エビングハウスの忘却曲線というものがある
・人の記憶は翌日には覚えたことの7割は
 忘れてしまう
・インプットとアウトプットの比率は3:7
・海馬から側頭葉への情報の移動は
 2週間に3回以上の復習
・人はストーリーと紐付けると
 より記憶に残りやすい

こんなところでしょうか。
参考にしていただければ幸いです。

では、最後までご覧いただき
ありがとうございました。
また次回☆ミ

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