新入社員が学ぶべきバイブル 入社1年目の教科書 レビュー

毎日、踏み台昇降を約1時間しながらYoutubeの動画で学びをしています。
今回は『入社1年目の教科書』を取り上げました。
観た動画のアウトプットということでレビューさせていただきます。

この記事執筆時点でほぼ全てのレビュー動画を観ていますので、この記事を見れば新たに動画で勉強する必要もないかと思いますよ☆

お勧めするのは以下の方々です。
・新入社員、または転職して新しい職場で働いている人
・部下育成に役に立つ、且つ具体的な教材を探している人
・これまで以上のビジネススキルを身に着けていきたい人
はい、もう全ビジネスマンは手に取って良い内容ですね。

今回のもくじ
【1】どのような事が書かれている本なの?
【2】新入社員が抑えるべき3つの原則とは?
【3】50のルールの一部抜粋
【4】人生の転機で大事にしてきた著者の生き方とは?
【5】あとがき的なもの

では、始めますね。

【1】どのような事が書かれている本なの?

【1】どのような事が書かれている本なの?

著者の岩瀬大輔氏は今現在はライフネット生命の代表取締役です。
東京大学法学部を卒業後 ハーバードの大学院でMBAを取得した華々しい経歴をお持ちです。

新卒採用を行った際に、教科書になるものを渡したかったそうなのですが納得できるものが見つからなかったそうです。
マナーや名刺交換、ノートの取り方などの局地的なテーマを扱った本は多数あるもののそれらのテーマを横断した、網羅されているのはなかったことが本書執筆のきっかけとなったそうです。

この本は著者の
新入社員は手元のお金よりも
自分への信頼や価値を高めることに
注力していくべき

というメッセージが3つの原則と、50の行動指針となる考え方、テクニックとして込められています。後輩、部下育成のバイブルとしても使えますし、実際に多く使われています。仕事に悩んだり、迷ったりしたときに読み返してみたくなる1冊です。

学生生活を終えた入社一年目に求められる新人像とはどのようなものでしょうか?
・豊富な知識?
・なんでもチャレンジしてみる行動力?
・それとも小さなことでも自分のものに昇華していくモチベーション?

これらはもちろんどれも素晴らしい素質であるのに間違いありませんが、著者が述べているのは まずは周りの人に信頼される新人となること が何より大切。まずは信頼。
本書ではそのために必要な以下が濃縮されています。
信頼される新入社員へなるための3つの原則
その具体例を細分化した50のルールが書かれています。

さらに、50のルールでは以下の3つの段階にわけてグループ分けされています。

初級 新入社員がまず身に着けるべき習慣
中級 実践出来れば大きく変わる習慣
上級 さらに活躍する新人となれる習慣

本を読んで、どれだけ理解したかを行動に移せるかどうかを
自分で振り返り、チェックすることが出来るのですね。

【2】新入社員が抑えるべき3つの原則とは?

【2】新入社員が抑えるべき3つの原則とは?

頼まれたことは必ずやりきる
信頼される新人になれ、というのが1番大切です。
途中で質問をいれながらでも催促されずに必ず期限内でやりきりましょう。
どんな小手先のテクニックよりも評判や信頼が何より仕事の現場では大切。
これを手にした社会人にはより大きなチャンスが舞い込んでくるはずです。

50点で構わないから早くだせえ?そんなの仕事としてはダメじゃない?て思いますよね。
この言葉の真意としては50点での提出は仕事の完了ではなく、初めのフィードバックとして捉える、ということです。
以下でA君とB君、二人の仕事内容を比べてみたいと思います。
A君
何日もかけて1人で作業をし納期ギリギリで自己採点で100点の成果物を出しました。

B君
最短で50点でも成果物を見てもらいフィードバックをしてもらい、修正を行いながら自己採点で100点の成果物を出しました。

どちらがより評価されるものであるかは一目瞭然ですよね。
フィードバックのチャンスを頂けると、その先の方向性が間違っていないか、不足のものはないか確認できます。
仕事はチームワーク、経験豊富な人に見てもらい知恵を借りながら仕事を進めていくといいです。

[あえてマサシ的補足]
どの動画も言っていなかったですが、ここだけは自分的な補足もありまして、上司も自分の仕事があるので仕事を与えられた時点で
「フィードバックもらえる機会を頂けますか?いつがいいでしょうか?」
先に切り出しておけば尚いいですよね。それまでに見てもらえる形にしなければいけないというモチベーションアップにもなりますし、上司も嫌なタイミングで自分の仕事をストップさせないで良くなります。

つまらない仕事はない新入社員が任される仕事は大した仕事ではない場合が多くつまらないのでは?
と一見思えますがそれでも、その仕事の意味や目的を理解して取り組めると自ずと自分なりの見方や価値観が変わってくる、と述べられています。

スポーツでもどんなに体を鍛えて万全のコンディションで臨んだとしても、ちょっとした心の揺れ動きで勝敗を分けることが多々あります。

やはり仕事にはメンタルがとても大切でどのようなものでも自分次第で前向きに取り組むことが出来ます。
気持ちを明るく前向きにして仕事に取り組むことが最高の成果を出せることにつながります。

【3】50のルールの一部抜粋

【3】50のルールの一部抜粋

50のルールとしていくつか抜粋してみますね
言われたからする、ではなく意味や目的をもってやることで経験値を上げていけます。結果として信頼される新人になれるということですね。

苦手な上司ほど自分から歩み寄って惚れろもちろん恋愛的な要素でも、猫を被ったようにガンガン好かれろということでもありません。
上司の良い所にフォーカスを当てなさいということです。
そうすることで苦手な上司でも、良質なコミュニケーションをとれるようになりますし、その上司からも好かれることになります。あわよくばチャンスすら降ってくるようになります。
嫌いだからと避けていたらチャンスが降ってくるなんて何年先になるか分からないですよね。

仕事の効率は最後の5分で決まる人間は覚えたことの大半は忘れる生き物です。
会議の場などでは最後の5分を使って同意した内容であったり、次回へのタスクであったりを共有や再確認することで誤った方向性へ業務が進んでしまうリスクを最小化できます。3つの原則の50点でいいから早く出せ、の具体例の一つになりますね。

自分と直接関係ない業務の人とランチせよ自分の見聞を広めるために様々な人と会って交流をもつべし、ランチへ誘えるのは新入社員の特権であり、新人だからこそ役職の高い人も誘いやすいはず。フットワーク軽く声かけてみるのがいいそうです。
これも自分なりの補足なのですが、普段から業務で繋がりがない人でもあいさつを心掛けているとハードルはぐっと下がります。
食事中でも話の途中で役に立ちそうな話が聞けそうなときは『すいません、メモとりたいのでもう少し深くきいてもいいですか?』 と切り出すと言われた方は嫌な気はしないはずですし、また次も誘いやすくなりますよね。
なのでポケットに入る筆記用具は必須で。スマホのメモでもいいかもしれませんが、目の前でメモしたほうが印象は大分いいと思います。

【4】人生の転機で大事にしてきた著者の生き方とは?

【4】人生の転機で大事にしてきた著者の生き方とは?

大学時代に司法試験に合格し法曹界へ就職することもできましたが、インターンでお世話になったコンサルティング会社へ入社されています。
弁護士には資格があるのでやりたくなったらやればいい、と考えられたそうです。

なにより、この人たちと一緒に仕事がしたいと思える会社だったのが一番の決め手だったそうです。
また、そうした人たちと仕事ができたのが良い経験となった、とお話しています。

先輩として20代の若い世代への仕事へのキャリアプランについて、
若いころに将来へのキャリアプランを立ててしまうことに対して以下のように話しています。

人生は何がおこるかわからないし、昔に立てたプラン通りにもし生きているとしたら
当時の世界観や価値観の中でしか今も生きられていないのはもったいない

おっしゃる通りだと思います。

【5】あとがき的なもの

【5】あとがき的なもの

この本にはこれまでの3つの原則や50のルールの他にQ&Aやコラムなども載せられています。いかに載せてみますね。

【Q&A】
・家族同然のペットが病気です、遅刻しても大丈夫でしょうか?
・メモは紙ではなくスマホでもいいのですか?
・フロアが広いのですがどこまで挨拶すればいいですか?
・感謝や労い、点数稼ぎと見られませんか?
・自分が悪くないのに叱られた時はどうしたらいいですか?
・早く帰るとやる気のない新人と思われませんか? など

【コラム】
・仕事が劇的に早くなるメモの取り方
・社内メールのうまい書き方
・行きたくない飲み会の上手な断り方 など

これらも十分に興味をそそる内容ですよね
ぜひ手に取ってみてください。

では、今回はこれで終わりです。
最後までご覧いただきありがとうございました!

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