アウトプットの達人が世に送り出した最高峰のアウトプット本『アウトプット大全』レビュー

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今回は精神科医の樺沢紫苑氏が執筆した
40万部超えの大ベストセラー、
『アウトプット大全』について要約の解説を
していきます。

結論として、この本も全人類に手元においておけ!
と言いたくなる本だということが
良く分かりました。

まず、はじめに著者の樺沢氏が
どれだけ凄い人なのかについて確認です。
とりあえず、以下の実績をご覧ください。

・10年連続で書籍を1年に2冊以上出版
・メルマガ13年間毎日発行
・動画を毎日更新、累計1500本以上
・facebook更新8年間継続
・月2回の公演を9年間継続

それでいて、
・18時以降は働かない
・ジムにも通う
・読書も月に30冊

だそうです。この世に何体のコピーロボットを
持っているんでしょうか?
と聞きたくなるほどの挙げたらキリがない
アウトプットの達人というか神様のような方です。

その樺沢先生が持てる
『アウトプットプット術の全て』を80個のトピック
に凝縮し、世に送り出したのがこの
『アウトプット大全』です。

まさに『アウトプットの百科事典的』
意味合いになる1冊ですよね。

『アウトプットするならコレを見ておけ』
といったバイブル的なものになります。
期待できそうな内容であるのはこの時点で
分かりますよね。

この記事をおすすめしたいのは以下の人です。
・自己成長をしたいと願う人
・資格の勉強をしている人
・インプットを重視している人
自己成長を願わない人などいないと思うので
全人類とりあえずこの記事を見てもらいと
思っています。

今日の目次
1.インプットとアウトプットとは
  ・2種類の記憶
2.アウトプットの重要性 成長の螺旋階段
  ・成長の螺旋階段
3.アウトプットの種類
  ・話す
    コツその1 自分の気づきを盛り込む
    コツその2 ポジティブな言葉を使う
  ・書く
    おすすめ その1 ポジティブ日記
    おすすめ その2 読書感想文
  ・行動する
    1.今日やることだけ考える
    2.楽しみながら実行する
    3.目標を細分化する
    4.結果を記録する
    5.ご褒美を設定する
4.インプットとアウトプットの黄金比率
5.記憶定着の絶対法則
6.あとがき的なもの
前置きが長くなってしまいましたが、スタートです。

1.インプットとアウトプットとは

まず最初に、インプットとアウトプットの違い
について確認していきましょう。
これはどちらも対照的ですよね。

インプットとは
・読む
・聞く
・見る

などが挙げられます。
本書で、アウトプットとは
話す
書く
行動する

の3つを挙げています。

話す、書く以外のアウトプットはすべて
「行動する」に位置付けられます。
話すことにしても書くことにしても
必ず行動が伴います。
言い換えると、アウトプットには必ず行動が伴う
と言えます。

また、記憶という体験にフォーカスしても
大きく分けて2種類の記憶があります。

ここを意識するだけで効果的なアウトプットが
可能になりますので、しっかり確認して
いきましょう。

2種類の記憶
記憶には「意味記憶」「運動性記憶」
二つがあります。

意味記憶の例としては
学校の授業などで行う記憶です。
1600年に関ヶ原の戦いがあった などですね。
単語やキーワードで物事を覚える記憶法です。

運動性記憶の例としては、手を動かして書く
口の筋肉を使って話す、得た知識を元に行動する
などの行動を伴った記憶法が挙げられます。

この両者を比べたときに、
アメリカの国立訓練研究所での研究では
意味記憶の平均定着率は 5%~10%
運動性記憶の平均定着率は 90%
という驚異的な違いが認められました。

ただ、見る、読むよりも筋肉を使って
口に出してみる、書いて覚えることがどれほど
有効なのかが良く分かりますよね。

2.アウトプットの重要性 成長の螺旋階段

ここで、ちょっとショックかもしれませんが
とても大事なことをお伝えします。

それは、インプットだけするのでは意味がない
ということです。
覚えただけで何もアウトプットをしないと
その大部分は必ず忘れてしまいます。

これは、気合でどうにかなるとかいう問題ではなく
脳の作りがそのように出来ているから、なんです。

例えば、以下の二人を比べてみます。
Aさん
月に本を10冊読んで1冊もアウトプットを

しない人

Bさん
月に本を3冊読んで、3冊ともアウトプットを

する人

この両者を比べたときに、自己成長へ
繋がっているのは間違いなくBの人なのです。

インプットでは「脳内世界」のみで
完結しています。

一方、人に覚えたことを話す、ブログに書いて
発信するなどのアウトプットをすることで
「現実世界」へ干渉することになります。

この、現実世界への干渉こそが自己成長に
つながっていき、さらに記憶にも定着していく
ということになるんです。

これからは、
・学んだことは人に話す
・SNSに載せて外部へ発信してみる
・実際に行動を変えてみる

などのアウトプットをするようにしていきましょう。

成長の螺旋階段

インプットしたことをアウトプットして
その結果をさらに考察し、その結果をまた
インプットする。

この繰り返しが螺旋階段のように
あなたの自己成長を加速させていきます。

さらに、アウトプットした結果を誰かに
フィードバックしてもらうことが
さらなる質の高いインプットにつながります。

アウトプットして発信しただけにとどまらず、
フィードバックを得られる機会があれば積極的に
取り入れていきましょう。

3.アウトプットの種類

アウトプットは以下の3つに分けられます。
話す
書く
行動する

ひとつずつ、コツを見ながら確認していきます。

アウトプットその1 話す

一番簡単ですぐに出来るアウトプットです。
覚えたことを人に伝える方法です。
自分の言葉で表現することでより記憶に
定着していきます。

うまく話すコツとして、以下の二つをあげます。

その1 自分の気づきを盛り込む
その2 ポジティブな言葉を使う

コツその1 自分の気づきを盛り込む

ただ見聞きしたことを伝えるだけではなく、
それをインプットして自分はどのように
感じたのかを明確に伝えることで、あなたにしか
発信できない唯一の情報にもなります。

また、人に話すとその場でフィードバックを
もらえることも多いです。
この話すことは簡単だし、フィードバックも貰えて
自己成長へ繋がりやすいです。

コツその2 ポジティブな言葉を使う

人に話す際には使う言葉にも気をつけましょう。
ポジティブな言葉を使って伝えていくのが
大事です。

これは、ノースキャロライナの大学での研究で
ネガティブな発言を発する頻度が多いグループ
その逆で
ポジティブな発言を発する頻度が多いグループ
とでは、後者の方が3倍も成果が出ている
いうものがあります。

ネガティブが全部悪いわけではないでしょうが、
常にポジティブな言葉を使っていた方が
相手への印象も良いですし、研究結果も出ている
ことなので配慮しておくに越したことは
ないですよね。

アウトプットその2 書く

話すことよりも文字に起こしてアウトプットを
することは脳科学的にもとても良いことが
分かっています。

書くことにより、脳幹網様体賦活系という
脳の作りが刺激され
脳全体に注視するよう指令が流れます。

飛行機に乗ったことがある方はご存じだと
思いますが、フライト前にCAさんから
シートベルトの着用などの大事な情報を伝える
前に「アテンションプリーズ」と発しますよね。

乗客たちは
「ああ、これから大事なことを話すんだな」となり
注意して話を聞くことになります。

それと同じことが
書くことによって脳内で行われるのです。

書くってこれも話すことと同じくらい単純ですけど
凄い意味がありますよね。

書くことのトレーニングとしては
以下の二つがおすすめされています。

おすすめ その1 ポジティブ日記を書く
おすすめ その2 読書感想文を書く

おすすめ その1 ポジティブ日記

アメリカのプリガムヤング大学の研究によると
日記にポジティブなことを書いた人は
単純な出来事をつづった日記を書いている人と
比べて幸福度や満足度が高いという結果があります。

さらに、その日記の内容を誰かにシェアすると
満足感、幸福感が2~3倍に向上するとも
述べられています。

今はSNSやブログなど、外部に発信するハードルが
昔よりも格段に下がっていますよね。
これらを利用してポジティブ日記をつけていくのも
良いトレーニングとなります。

おすすめ その2 読書感想文

本を読んだままで終わってしまうだけでは、
記憶に定着されないのでかけた時間も、
書籍を購入した代金もムダに終わってしまいます。

それを価値ある学びとするには、読書感想文を
書くこともトレーニングになりますし、
記憶の定着にもなりますしとてもおすすめです。

読書感想文など
しばらく書いていないから書き方が分からない。
という方もいらっしゃると思うので、
以下に3行からなる読書感想文のテンプレートを
紹介します。

【読書感想文の3行テンプレート】
この本を読むまでの私は〇〇でした
この本を読んで〇〇に気が付きました
これから、〇〇を実行していこうと思います

この流れで全体の構成を作り、あとは細かな
肉付けをしていくと読書感想文が出来上がります。
参考にしてください。

樺沢先生は精神科医なので心の作用が
専門分野です。その先生が書くことが良いと
お話しているのでいかに人生のなかで
継続できるかが大事なのではと思います。

アウトプットその3 行動する

話す、書く以外の全てのアウトプットが
この『行動する』に当てはまります。

話す、書くよりもよりダイレクトに現実世界へ
干渉することになるので、自己成長へ一番
近づくのもこの『行動する』であると言えます。

とはいえ、
いきなり覚えたことを行動に移すことはとても
難しいですし、一歩踏み出す勇気も必要です。

インプットしたことを実際に行動へ移すための
極意として以下の5つが述べられています。

1.今日やることだけ考える
2.楽しみながら実行する
3.目標を細分化する
4.結果を記録する
5.ご褒美を設定する

1.今日やることだけ考える・小さなスモールステップでもOK
・やらないよりはまし 
ということで、難しくとらえずに
まずはやってみる事が大切です。

2.楽しみながら実行する反響があることを楽しみにSNSへ投稿する、
ブログを書くなどが挙げられます。
続けていくには「楽しめる事」がとても大切ですよね

3.目標を細分化する大きな目標を立てるとあまりのかい離に
呆然としてしまい、当初の気持ちやモチベーション
を維持するのはとても困難です。

マラソンなどの長距離走でも42km先のゴールを
目指すよりも次の電柱、信号までと、とりあえず
頑張ろう、としてほうが結果として長く走れます。

4.結果を記録する記録を付けることで自分の成長を目で見ること
が出来ます。続けていけば成果は少しづつ
積みあがりますので、それを自覚できると次へ
のモチベーションにも繋がりますよね

5.ご褒美を設定するこれが一番わかりやすいかもしれないです。
おいしいものをご褒美で食べようとか
そういうものですね。

『これが終わったら俺は結婚するんだ』
死亡フラグなのでやめましょう。

4.インプットとアウトプットの黄金比率

インプットとアウトプットは切り離せない両輪の
ように回していくことにより自己成長へ
繋がっていきます。

では、それらの比率はどれくらいが一番効率が
良いのでしょうか。そのヒントになるものとして
実際にインプットとアウトプットの時間配分を
調査した研究があります。

コロンビア大学、アーサーゲイツ博士の研究です。
この研究では、限られた時間の中で子供達に
記憶力を試すテストをしてもらいます。

複数人のプロフィールを覚えてもらって、
発表してもらうというものでした。

プロフィールを覚えてもらう時間をインプット
それを誰かに話す時間をアウトプット とします。

Aグループは
インプット時間8 アウトプット時間2

Bグループは
インプット時間6 アウトプット時間4

のように、グループごとに時間配分を決め
最終的にどのグループが一番プロフィールを覚える
人数が多かったのかを調べました。

結果的に、一番記憶に定着していたグループの
時間配分は

インプット3 アウトプット7 
グループでした。

インプットの2倍以上もアウトプットをすることが
一番記憶に定着していたという、ちょっと意外な
研究ですよね。

冒頭の、10冊本を読んでもアウトプットをしない
という人が、いかに時間とお金をムダにしている
のか良くわかる研究です。

受験勉強でも、教科書をひたすら読んで
知識を増やすよりも、それを利用して問題を多く
解いたほうがより結果が出やすい
ということにもなりますね。

.記憶定着の絶対法則

覚えた記憶は、いずれ忘れてしまいますよね。
これはなぜなのか、を脳科学的に分析することで
より、効果的な記憶術を身に着けることが出来ます。
これからは記憶のメカニズムを勉強してみます。

まず第一に、インプットした情報はすべて脳内の
海馬」
といわれるところへストックされます。

海馬といえば、記憶をつかさどる部位であることは
周知の事実だと思うのですけど、実は
「仮保存」することが、この海馬の使命です。

あくまで仮保存なので一定時間を経過したあとには
強制的に新しい情報をストックするため
排出されてしまいます。

数字の羅列など、短期間に忘れてしまうのは
このためです。

海馬がストックされた情報を保存している期間は
人にとってもまちまちでもあるのですが、平均して
2~4週間と言われています。

特別な注意を払わないと、一か月もすれば
記憶からは消去されてしまうのです。

それでも、4か月すぎても覚えていることって
たくさんありますよね。

それは海馬ではなく、別のところで記憶している
ために忘れずに残っているんです。
その場所とは「側頭葉」です。

海馬に蓄積された情報は、側頭葉へ移動される
ことにより長期保存されるようになります。

言い換えれば、海馬に保存されている間に側頭葉へ
情報を焼き付ける必要があるんです。

そのために必要な法則が2週間に3回以上、
その情報をアウトプット
することです。

こうすることにより、海馬はこの情報は重要
なんだとラベルを貼り、側頭葉へ流してくれる
ことになるんです。

覚えておきたい情報はこの
2週間に3回以上アウトプットが絶対条件
なので忘れずに実施していきましょう。

6.あとがき的なもの

アウトプット大全、とても骨太な内容でした。
一部しかご紹介できていませんが、
・具体的なアウトプット手法が80個
・どの方法も図解で説明もしてある
とすれば、手元に置いておいて必要に応じて
その都度開くなどの使い方もいいですよね。

樺沢先生がこの書籍の次に世に送り出したのは
『インプット大全』です。

この書籍のレビューも行っていますので
そちらもセットでご覧いただくと
インプットからのアウトプット、さらに次の
インプットへと『成長の螺旋階段を駆け上がるヒント』
となりますのでぜひご覧下さい。

では、今回はとても重厚な内容となってしまいました。
最後までご覧いただきありがとうございました。

冒頭でお話しましたけど、本著はご自宅や職場において
辞書的な意味でも活用できる一冊です。
ぜひ手に取ってみることをお勧めします。


また、別の記事でお会いしましょう。






人気記事本は『読む』から『聞く』時代へ! Audible(オーディブル) なら『1冊無料』で始められます

時代を生き抜く手法を学ぶ インプット大全 書評レビューのまとめ

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こんにちは、今回のレビューは インプット大全 です。

本著は精神科医ユーチューバ―としての地位を確立されました樺沢紫苑先生の作品です。 樺沢紫苑先生Twitter → @kabasawa

樺沢先生曰く、『本書は令和時代の教科書を目指し、知的生産性を高めるビジネス書の決定版』との事です。

確かに働き方改革法案が施行され、長時間残業の在り方が問われる昨今
企業戦士の皆さんは残業時間を減らし、如何に業務時間の中で完結させるかが大事になってくると思われます。

限られた業務時間の中で効率の良い仕事が出来る人生産性をあげることが出来る人などが重要視されて行く時代にすでになっていると思います。

本著は・科学的に記憶に残る本の読み方
・学びの理解が深まる話の聞き方
・全てを自己成長に変えるものの見方
・最短で最大効率のインターネット活用術
等を取り上げています。大全としてるだけあり、80もの細かな手法が図解入り
述べられており、ケースに応じてアクションプランを学べます。

この記事の目次は以下の通りです。
1.インプットで大事なのは量と質どちらなの?
2.記憶の定着率の話
3.インプットを行うことの大前提
4.効率よいインプット 3つの原則
5.情報爆発時代の効率良い学びとは
6.あとがき的なもの
では、行きましょう!

1.インプットで大事なのは量と質どちらなの?

ここでは2点に絞ってお伝えしていきます。

・量or質
・三振本とホームラン本

量or質

本著の中でこの問いに 大事なのは質である と述べています。
むしろ、速さや量を求める読書法は意味がない、と明確にダメ出しをしています。

あくまで量より質。深く読むこと、深読(しんどく)こそがインプットをする読書法としては最適です。

深読が出来ているかどうかの目安としては、その本の内容を
10分ほどで誰かに話せるくらいになっていると、合格点の深読が出来ている目安だそうです。

とはいえ、量を求めるのを全否定しているわけではありません。
むしろ、順序が大事です。

スポーツを行うときにはまずはしっかりとした型や基礎を身に着けてから、より実践的な取り組みへ進みます。

これは読書についても同じで深読に慣れることにより、書かれていること、ポイントをつかむ視点が鍛えられます

その域まで深読を身に着けられれば速読や多読はより効果の高いものへなるはずです。

深読を行うことでポイントとしてはインプットをするには漠然とするのではなく
明確に目標や方向性をもって行うことで、より質の高いインプットが可能になります。

例えば、2年後に留学に行くからTOEICで800点を取るために勉強する などですね。

三振本とホームラン本

具体例を本を読むことに例えますが、

内容の薄い、得るものがあまりない本を 三振本
とても学びのある本を ホームラン本 

と仮にします。

三振本を月に10冊読もうとも、ホームラン本1冊を読んだほうがより学びは大きいそうです。

ただ、実際には、ホームラン本を見つけることは容易ではありません。

本著の中で具体的なホームラン本に出会う確率を上げる方法をいくつか紹介されています。

・Amazonのレコメンド機能や口コミを信用する
・読書家の人からのおすすめを買ってみる
・インフルエンサーのおすすめをチェックしてみる

などが挙げられています。

ともすると、良いホームラン本に出会うことが最高の読書となるのであれば、
読書をする前からすでに質の良い読書は始まっているということです。

お金と時間をかけてその本を読むことになるので、できるだけムダは省いていきたいですよね。

私も、実際に読まれた人のレビューなど確認してから本を手に取るって見ることをお勧めします。

2.記憶の定着率の話

今ですら現代人の1日に触れる情報量は
平安時代に暮らす人の一生分
江戸時代に暮らす人の1年分
ともいわれています。

著者の樺沢先生の研究で学生さん175人に対して以下の調査が行われました。
ここ1週間で見たニュースを覚えている分だけ1分間で書き出してみる、というものです。

その結果、回答数の平均は3.9個であったそうです。
これは3%ほどの定着率であったことを示しており、実際には97%の情報については忘れてしまっている、ということだそうです。

まだ脳年齢の若い学生さんでこの結果だとすると、サラリーマン世代にはちょっとした恐怖を覚えます。

特に現代は『情報爆発の時代』とも言えます。
20年前と比べて情報の量は5000倍にもなっていると言われています。

これからの5Gがもたらす恩恵がよりこの状態に拍車をかけていくのは間違いありません。

時代は変わっていくのに、従来のインプット方法のままで良いのでしょうか。
必要なインプットをより質の高いものへと心掛けていく必要があるのではないでしょうか。

私たちは毎日たくさんの情報に触れていますが、その大多数である97%もの情報を忘れてしまうのであれば、そもそも必要のない情報はインプットすらせずに極力排除していく、というのも選択肢の一つかもしれません。

その為には日頃からどのような情報を入手していくのか意識して決め
その分野の情報を意識してインプットしていくことが大事になります。

3.インプットを行うことの大前提

では、質の高いインプットとはどのようにしたら出来るのでしょう。
本著で述べられている最も効率よくインプットを行う方法として
AZインプット法 が最も効率が良いと述べられています。

AZとは アプトプット前提 でインプットする、ということです。
インプットしたものが記憶に留まるかどうかは
行動や実践を通したアウトプットをしてこそ定着していきます。

これらは、アウトプットをしなければいけない という意識でいることで
一種の軽い緊張状態になり脳内物質のノルアドレナリンがより分泌されることが分かっています。

ノルアドレナリンの効果としては集中力、記憶力、思考力 などに
良い影響を与えることが分かっています。
AZインプット法、具体的には以下のようなことですね。読書をするなら
>>読書感想文を書くことを前提で読む

映画を見るなら
>>感想をブログやSNSで発信しすることを前提で見る

セミナーに参加するなら
>>質問をすること前提で傾聴する
などが挙げられます。

本を読むにしても、読書感想文を書かなきゃと思って読書を終えるのと
普通に楽しんで読み終えるのとでは、覚えていることの量/質ともに
雲泥の差があるだろう、ということは想像に難くないですよね。

アウトプット大全では、インプットが3割 アウトプットが7割が最適、
とこれらのバランスについて触れられています。

ただ、『話を聞く』この状態の時だけは上記とは別でより質の高いインプットにするコツがあります。

まず前提として聞くときのインプットとアウトプットは以下のように分けられます。アウトプット:聞いたことをノートに書いてる時間
インプット :聞いている時間
尚、行動を伴うものは全てアウトプットに属します。

話を聞く場合はインプットが7割、アウトプットが3割 もしくは 8:2 位が望ましいです。

人の話は言葉だけではなく 身振り手振りや声のトーンなどなどの
言葉にできない情報にも大きな意味があります。

話を聞く場合はインプットの時間を増やすように、アウトプットは要点を纏めて行うと良いです。

確かに、高学歴な人の勉強法などでも同じようなエピソードが多く聞かれますよね。

彼らの勉強方法は 授業中の多くの時間は聞くことに集中し、そのまとめやポイントだけノートに書き残す、といった方法を良く見聞きします。

4.効率よいインプット 3つの原則

3つの原則とは以下です。順に見ていきましょう。・『なんとなく』はNG
・『目標設定とセット』で行う
・『インプットとアウトプット』は表裏一体

『なんとなく』はNG

注意深く読み、書き、話すことが重要です。
読書については 暇だから読む、いい本ないかなーで本屋へ行くのは推奨されません。

インプットするときは喜怒哀楽とセットだと、より覚えていられます。
教科書の内容は忘れていても子供の頃に読んだ漫画の内容を、今でもある程度は覚えているのはこの効果が高いといわれています。

コミュティに参加することも、『なんとなく』排除につながります。
その理由は同じものを好きな人たちが集まることにより、同じ目的、同じ趣味をもっている中だからこそ、気兼ねなくアウトプットが可能になります。自分の存在意義や居場所をそのコミュニティの中で高めるために
たくさんの人の中で自分が何かできることはないか?
と意識が芽生えれば、おのずとアウトプット前提のインプットが行われます。

自分よりその分野でより詳しい人、若いのに活動的な人などと比べ
自分の強みは何かなど客観的にみることもできるようにもなります。

コミュティに参加するだけではなく、主催側になることでより
全てのことが主体性をもって行うことになるので、多くの学びを得ることが出来ます。

『目標設定とセット』で行う

方向性とゴールを意識するのが大事です。
大阪から東京で行くのもどうやって行くのか、何日でいくのかなど細かな計画があった方が効率がいいですよね。
まぁ、旅であるならふらっと目的も計画もない状態で行くのも楽しいですが。

こと『インプットをする』ということを前提にするのであれば、目標設定はやはり大事です。

例えば、上記で触れたような
2年後にロサンゼルスへ留学する そのためにはTOEICで800点を取らないといけない。

こうした目標が設定された状態でインプットを行うのと、
ファッション感覚で英会話習うのカッコいいから、という理由で習い始めるのとでは、1年後にどちらがより上達しているのは比べるまでもないですよね。

『インプットとアウトプット』は表裏一体

インプットとアウトプットは切っても切り離せないものです。
インプットを終えてからアウトプットを始めるのではなく、インプットをしながらアウトプットをしていくことで自己成長へつながります。

これには、インプットとアウトプットは掛け算として捉えると良いです。
アウトプットが10だとしても、インプットが少なければ成長にはなりません。

自己成長力を最大限で発揮するためには インプットとアウトプットを
それぞれに切り離さずに両者を車輪の両輪ととらえて最大化していくことが重要です。

5.情報爆発時代の効率良い学びとは

ロンドン大学での研究で、暗記をしてもらう実験で2つのグループに分け
以下の前提条件を与えたそうです。

Aグループには終わった後に
「テストをします」

Bグループには終わった後に
「誰かに覚えたことを教えてもらいます」

結果的にBグループの方が高い点数であったそうです。

また、こちらはアメリカの研究で分かったことですが、読む、聞くなどが基本的なインプットとなりますが、ディスカッションや体験を通した学習など様々なインプットがあります。

この中で一番定着するインプット方法は 誰かに教える ことです。
新人教育の場などでも応用できそうですよね。

また、現代はインターネットの発達によってまさに『情報爆発の時代』です。
この情報量が爆発的に増えていく時代に対して従来のインプット方法はもはや通用しないかもしれません。

ジョブズが自分の子供には制限をかけて自社製品を使わせなかったり、世界的ベストセラーも数多くの著書がスマホが登場してからその便利さに慣れすぎてしまい、スマホに使われている人が増えている現状に軽傷を鳴らすものも数多くあります。

重症化してしまうとスマホが手放せなくなって仕事や勉強に支障をきたしている人すらもいます。これらは正しいインプット術とは言えないですよね。

情報爆発時代のインプット術とは無駄なインプットを極力排除することにあるといえます
『現代字人のインプットは97%が無駄』とも樺沢先生もおっしゃっています。

覚えた情報の97%は忘れてしまっているのだからそもそも、その97%を極力インプットすらしない、排除するという工夫が必要になってきているのかもしれません。

それが可能になるだけでインプット力は30倍になる、と樺沢先生もおっしゃっています。

6.あとがき的なもの

ゼロから始めるSEO

なぜ、質の良いインプットを目指すのかと問われると
間違いなく質の良いアウトプットをしたいから、となりますよね。

質の良いアウトプットを続けていきたい、と活動を継続するその先
理想の将来像はやっぱり自己成長を積み重ねた自分でありたい、と願っているからなのだと思うのです。

私がこの本を今週の踏み台昇降時の課題としたのは上記の理由からです。

インプットとアウトプットを繰り返していくことで成長を実感できるのはきっとすぐには訪れるわけではないでしょう。

自分が成長した、と気が付けるのは並大抵のことではないかもしれません。
ですが、3年後、5年後、10年後の自分は今この瞬間の自分の延長線上にあります。

それでも、そうした『不遇の時期を越えた先にこそ咲く花もある』と信じて
今日も明日もインプットアウトプットを続けていきたいと思います。

今回は質の良いアウトプットをするにはまずはインプットが大事だろう、
と思ってインプット大全を学びました。

ですが、樺沢先生のお話では先にアウトプット大全の内容を身に着けてからこのインプット大全の内容を実践することが良いとの事です。

それを知らなかったので今回はちょっと順序が逆になってしまって申し訳ありません。

引き続きアウトプット大全について学んで行きたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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世界中の天才たちの目論見から脱却せよ 時間術大全 レビュー

今回の踏み台昇降をやりながらの勉強した動画は『時間術大全』です。
この記事では数々の要約動画を見て学んだことのアウトプットになります。

アップされている動画は投稿時のものは全て見ていると思いますので、意味のあるものになっていると思います。

時間術というとどのような事を考えますか?一般的なこういう題材の本というのは
・効率よくやろう
・集中してやろう
・生産性を高めよう

などよく見かけるところなのですが、この本はまるで違います。

効率よくやれば成果が上がるよ、という様な
『どこにでも書いてあるような内容』ではありませんでした。

結果として、良い意味で期待が裏切られ、楽しく学ばせていただきました。

結論として本書は時間術といいながらも人生そのものを変えうる本です。

人生論、幸福論、そういったエッセンスがぎっしり濃縮された本です。GoogleとYoutubeというとんでもないフィールドで結果を残してきたという著者のお二人も、自ら本書の内容を実践してその後の人生を大きく変えています(後述)

本稿では以下の5つ+αに焦点を絞って要約動画で学んだことをお伝えしていきます。
~今日の目次~
1.忙しい理由と2つの要因
2.MAKE TIME その1『ハイライト』
3.MAKE TIME その2『レーザー』
4.MAKE TIME その3『チャージ』
5.MAKE TIME その4『チューニング』
6.あとがき的なもの
では、さっそく見てみましょう♪

1.忙しい理由と2つの要因

忙しい、時間が足りない とよく口にしている人も多いと思います。では人はなんで忙しいのか?改めて考えてみてこの質問に明確に答えられる方はいらっしゃいますか?

この本ではその理由を『情報があり余りすぎているから』と述べています。
ん?なんとなくそれっぽいこと言ってるけど、どういうことなの?ってなりますよね。

言い換えれば、スマートホンから得られる情報があまりに多く無意識のうちに私たちはスマートホンを眺めてしまっています。その時間は平均でなんと約4時間。

一日のうちに80回はロックを解除して2617回も触っているそうです。

現代を生きる私たちは無意識にスマートホンに時間を奪われている、ということを認識しないといけないんです。

気が付いたらYoutubeやTwitterを意味もなく1時間眺めてた、なんて事もよくあることですよね。でもこれって、よく考えたら怖くないですか?

なぜこのような事が起こってしまうのか、しかも無意識に。

これはもはや、個人の努力でどうにかなる問題ではないと話しています。ではなぜ個人の努力ではどうにもならないのか、現代人を苦しめている多忙さの元凶は以下の2つにあります。

・多忙中毒
・無限の泉

順にどういうことなのか見ていきます。

多忙さの原因その1 『多忙中毒』
現代社会において、忙しいのを良しとする社会の風潮が間違いなくあると語られています。

例えば、私たちはビジネスの場でメールが500件溜まってたら目の前のことを処理しなきゃと行動します。

今すぐ必要なものばかりなのかと聞かれたら、実はそうでもないという場合も多くないでしょうか。

効率よくこれまでの半分の時間で処理出来るようになったとしても、また次から次へやることを探してしまったり、早く終わらせたらまた別の作業が暇なく舞い込んできたり。

こういった絶えず働き続けている状態が1種の美学のように語られることも珍しくありません。この状態はまさに多忙中毒といえます。

多忙さの原因その2『無限の泉』まず何より、スマホには誘惑がありすぎます。
YoutubeやNetflixなど見終わったら次のおすすめ、更に次のおすすめと際限なく誘惑されてしまいます。

便利なテクノロジーを享受している裏で巧妙に仕組まれたビジネス形態があります。というのも、スマートホンで利益を得ている業態の多くは広告収入で成り立っていることをご存じでしょうか?

彼らは、私たちの時間をより奪うにはどうするか、を常に考えて新しいアプリをリリースしているんです。

世界中の天才たちが、私たちの時間を奪うこと、広告を見てもらえることに必死になっているんです。

悲しいですが、なかなか抗うのは難しいようです。

本書のメイントピック 『4つの柱』多忙中毒と無限の泉、この2つから解放されることではじめて、私たちは自由な時間を手に入れられる、と本書は述べています。

この話をもともと時間を奪う側であったGoogleやyoutubeに勤めていた天才達がいうのだから信憑性ありますよね。

この本の原題は MAKE TIME です。どのように時間を作り上げていくのか、さらに言えば自分が真に望む人生を送るためのエッセンスが87個紹介されています。

これからはメイントピックとして以下の4つの柱を軸にそれぞれ解説していきます。
・ハイライト
・レーザー
・チャージ
・チューニング

これらの関係性は以下の図で表されます。

MAKE TIME


ちょっと意味分からないでしょうけどこれからの話で納得頂けると思います。

MAKE TIME その1 『ハイライト』

MAKE TIME

目的はその日取り組む最重要項目を朝の内に決めておくこと、です。
ハイライトとは、本でも大事なところをアンダーラインを引いたり、蛍光マーカーで注意を引いたりすることと同じ意味です。

1日のはじまりはその日取り組む最重要項目を決めることから始まります。
すべての工程はこのハイライトを行うことで意味があります。
例えば資格取得の勉強で合ったり趣味の読書で合ったり、筋トレだったり何でもいいんです。

本書では以下の3つ基準でハイライト、最優先事項を決めるのがいいと言っています。
[緊急性]
急いで取りかからないといけない問題

[満足感]
取り組むことによって満足感を得られる取組

[喜び]
取り組むことによって喜びを見出せる取組

さらに、ハイライトを決めるときのポイントとして2つをあげています。

・あまり悩まずに直感で決めて良い
・60〜90分程度の時間で終わらせることかできる

この直感で決める、というところを特に強調しています。

今日のハイライトを決めたらいつそれをやるかスケジュールに組み込んでおきましょう。

その時間帯だけは何があってもハイライトとして決めたことを取り組む時間にする、という強い意思が必要です。

時にはミーティングや友人達との会食も断らないといけないかもしれません。
あなたの人生においてそれをするだけの価値はある、と述べています。

MAKE TIME その2 『レーザー』

MAKE TIME

目的は決めたハイライトで決めた活動をレーザー光線のように一点に超集中して没頭するということです。

ですが、これが実は難しいんです。注意力や集中力を奪ってしまう人間の『3つ習性』がそれを難しくしています。

太古の昔、狩猟をして生活していた時代からの生活の中で脳に刻み込まれた習性があります。その習性は今を生きる私たちにも残っています。

現代のテクノロジーでその習性を巧みに利用することで注意を削ぐ、時間を私たちから奪うことを可能にしているんです。

では3つの習性とは以下になります。

1.至る所に注意を向ける習性
2.予測できない見返りを喜んでしまう習性
3.ゴシップを好み社会的地位を求める習性

1.至る所に注意を向ける習性活きるか死ぬかという長いサバイバル生活の中で、獰猛な肉食動物、自然災害など今よりも古代人たちは危険と隣合せでした。生き抜くためにこの習性を身に着けたと言えます。

現代でどのように活かされているかというと、スマホのアプリなど通知がポンポンあがると本能的に気にしてしまいますよね。

2.予測できない見返りを喜んでしまう習性何日も獲物がとれずに空腹で苦しんだ人類は、いつか獲物をゲットできると希望を捨てずに生きてきました。

その結果意図しない獲物をゲットできた時、脳内の神経回路では快楽をつかさどるドーパミンがドバドバと分泌されるようになりました。

この習性を巧みに利用したのがTwitterなどの いいね です。

意図せずに朝起きたらたくさん いいね が付いていたりすると無性に嬉しくなるのはこの習性を利用したものです。

さらにやっかいなことに通知音が聞こえただけでこのドーパミンが分泌されてしまうのも本能的に抗えないので問題です。

3.ゴシップを好み社会的地位を求める習性
敵から身を守るためにコミュティを形成し、その中での地位を高めようと太古の人類もやっていました。そのコミニュテイの中で生き抜くため社会的地位を求め続けたのです。

SNS上で毎日のようにゴシップがバズるのも、フォロワー数やいいねなど気になったりインスタで少しでも見栄えよくしようと飾ったり、気になり始めたらもう抗う事は不可能とさえ思えます。

天才たちの叡智の結集こうしたもはや本能とでもいうべき習性を利用しようとした、天才たちの叡智の結集、それがスマホです。この魔力から逃れることなど出来るのでしょうか?

努力や根性でどうにかなる問題ではないので精神的なアプローチは無駄だからやめておけ、と著者は言っています。

唯一の方法は、DQ3でラスボスの大魔王ゾーマ相手にひかりのたまを使った時のように、魔力を出来る限り無効化することが何より大事で効果的だと話しています。

MAKE TIME

無効化させる具体的な方法どのように無効化するのでしょうか、具体的な手法は以下の通りです。
・通知は全てOFFにする
・SNS、ゲームアプリは全てアンインストール
・Gメールなどのメールアプリも都度ログアウトする
・どうしても必要なアプリはロック解除後すぐに見れないように遠くのページへ移動させる
・ホーム画面を空っぽにする
・朝のアプリ巡回をやめる
・ニュースは放置する 1週間にまとめて確認すればOK
・テレビとお別れする テレビを部屋の隅においやる、カバーをかけておく

どれも厳しいかもしれないですが、無理だと思うほど依存度がやばいレベルに達していると思われます。全部やるのは厳しくとも少しづつでも良いのでまずはやってみることが大切です。

とりあえずこれで24時間過ごしてみることを強くお勧めしています。

アプリのアンインストールは再インストールすればいいのだからとりあえず試してみろと話しています。

こうすることで限りなくスマホの魔力をゼロにすることが出来、集中したいハイライトに一点集中できるようになります。

20200516

MAKE TIME その3『チャージ』

MAKE TIME

集中すると疲れます。
その疲れを癒しエネルギー補給を行うことで明日への活力を養います。

ここで以外だったのは、最新のテクノロジーからではなく古代の人類の生活から学ぶということです。

ホモサピエンスが誕生してから農耕を始めるまでおよそ20万年かかったと言われています。それまでの長い長い期間を狩猟採集で生き抜いてきた人類の習慣をまねることにこそ、真意があるそうです。

スマートホンにスマートウオッチにスマートスピーカー、どんなにスマートに生活を着飾ってみても人間としての本質は古代人から何も変わっていないと断言しています。

では、過去の人類の生活から現代の暮らしの中に取り入れるべきエッセンスはどこにあるのでしょう?

主に以下の3つの柱にフォーカスをあててみます。
・毎日運動するべし
・食事は必要最小限にすべし
・質の良い睡眠を得るべし

毎日運動するべし続けられることが何より大事。ウォーキングでOKです。

ハーバード大学の研究ではウォーキングは脳の面積を大きくし、心臓病やガンを患うリスクすら低下させ血圧にも良く作用することが知られています。

朝一番のウォーキングにハイライトをもってくると最強ですよね。

食事は必要最小限にすべし古代人の食生活に近づけることが大事です。加工食品ではなく、魚、肉、野菜やナッツなどのリアルフードを食べると良いそうです。

さらに集中力を維持、ここぞの時に力を最大限発揮するにはプチ断食がおすすめです。
間食をしない、朝食は抜いておくなどで良いです。
十分すぎる栄養が届かないため、脳は最大限の働きをします。

質の良い睡眠を得るべしカフェインは摂取後6時間は体内に残ります。カフェインの摂取について最も効果的な摂取時間は 9:30から10:30 と 13:30から14:30 で摂取だそうです。

残ったカフェインは質の良い睡眠の妨げになりますので夜になってからの摂取は避けましょう。

MAKE TIME その4 『チューニング』

MAKE TIME

いよいよ最後のフェーズです。
ここでは寝る前の10分間を使って1日の振り返りをする時間を持ちます。

ビジネスの場でPDCAサイクルを回すとよく言いますが、同じことをこのMAKE TIMEでもやるのだそうです。

具体的にはメモを取りながら進めていきます。
今日のハイライトは何を選んだのか、集中度合いは点数をつけるなら何点だろうか、その理由はどんなことだろうか?

チャージで気を付けたことはどんなことで点数は何点だろうか、その理由はどんなことが挙げられるだろうか?

ということをメモに残します。そこでメモの最後にあることを書くことが何より大事だと言っています。
それは、今日一日で感謝できることは何があったか、を書き残しておくことです。

一日の終わりを感謝で締めくくる、この習慣がまた明日も活力もって立ち向かっていける力になると言っています。

あとがき的なもの

著者のお二人もこの時間術を実践し、仕事で成果を残し未来の地位も約束され輝かしい経歴を手に入れました。

ですがお二人ともそれを捨てそれぞれ本当に進みたい道へ、やりたいことを最大限楽しむという選択をされています。

Google出身のJAKE KNAPP氏は今では執筆家、作家として活躍されています。
Youtube出身のJOHN ZERATSKY氏は仕事をすることを辞め、奥様と趣味のセーリングで世界中を旅しているそうです。

この本の原題は『MAKE TIME』です。

述べられているのはただの時間作りの小手先のテクニックではなく、本当にやりたいこと、幸福と思えることにどうやって集中して取り組むか、その本質はきっと自分で自分が輝ける時間を作ろう、ということです。

きっとそうした取り組みは人生において大きな意味を持つことになるはずです。

本稿で取り扱っていない手法がまだまだたくさんあります。
最後のステージ、チューニングで利用できるメモのテンプレートなども取り扱っています。

テクノロジーの力を使って私たちの時間を奪い続ける天才たちに抗いたい方、人生の時間限られています。

自分が本当にやりたいことにフォーカスを当てたい方はぜひ本書を手に取ってみて下さい。

以上で終わります。
最後までご覧いただきありがとうございまし

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